山形の旨だし / 三和漬物食品株式会社
自分なりにレシピをでっちあげる。
ガスパッチョやラタトゥイユはそうして、
自分なりのレシピを持っている。
その点、イメージは何となくわくのだ。
いや、山形の郷土料理「だし」。
東の巨匠F氏の記事を拝見して以来、
実に4年来の懸案だった。
冷やした夏野菜を刻んで醤油で和えて寝かせる。
でもきっと、地元の「技」があるに違いない。
そう、思って、踏み出せないままの4年だった。
結構、チキンかも。
と、どうだ。
わがホームグランドいかりスーパーに見つけた。
以前からあったっけ。
いや、とにかくゲットだ。
三和漬物食品株式会社
本場、山形の会社なので、安心。
早速いただくと、材料にはあったが、
茗荷や紫蘇が抑えられ、マイルドな感じ。
ご飯や豆腐に、ということもあってか、
やや塩が勝っている。
春もまだ浅いのに、
胡瓜の風味が夏を思わせる。
昆布も効いて、関西人にも美味い。
なるほど、こういう感じか。
イメージがわいた。
薬味のきいた夏野菜の浅漬けか。
市販品のせいか、味が濃いのと、
どちらかと言うと深漬けな感じがする。
あと、野菜がいささか細かすぎる気がするが、
こういうものなのだろうか。
私としては、もっとざっくり刻んで作ろうと思う。
なんて、山形の人に笑われるかな。
ああ、夏が待ち遠しい。
いや、待たなくても今揃う野菜だ。
やってみるか、「だし」摂津風。