心斎橋の夜
大阪ミナミは、心斎橋を探検。
今回は、御堂筋(みどうすじ)の東側、
地下鉄御堂筋線の駅で云うと、
心斎橋と難波の間あたりで飲んだ。
今回は、題して「餃子と豚足ツアー」。
〇とん足 びーちゃん
間口の狭い店が並ぶ飲み屋街、
その一角にある。
お品書きを見ているだけで心が躍る。
が、今夜もテーマは「はしご」なので、我慢。
失礼ながら、居酒屋とは思えない上質なコップ。
当然生ビールが美味い。
お通し
冷奴、シラスとかシロエビとか。
ミミガー
歯ごたえがたまらない。
牛タン ペッパーソース
ビール、おかわり。
シャンツァイと玉子のサラダ。
クセになる。
名物・とん足
リアルに豚の足。
見事完食。
解剖学や聖遺物を思い出す。
一言で云うと、
コラーゲンな一軒目だった。
〇吉風(きっぷう)
やはり飲食ビルの中の一軒。
一口餃子で有名。
実は、画像に映ったスーツの一団に、
道を譲って撮影していたら、
『吉風』に入って行って、あちゃちゃ。
予約のきくような店ではないので、
先にとん足を攻めた、というのが実情。
スーパードライが私たちの前で飲み干され、
再あちゃちゃ、と思ったら「箕面ビール」があった。
大阪は、北摂・箕面の地ビールで、
美人3姉妹が切り盛りしている、という。
いや、そういう話とは関係なく、美味い。
いつもはスタウトだが、ペール・エールで。
焼けるのを待つ間につまんだ、
胡瓜の塩モミと白菜キムチ。
正直、つなぎのつもりだったが、
相当美味い。
待ってました、一口餃子、20個。
ちなみに、成人男子の1人前。
第二弾。
結局、左右からも手が伸びてきたが。
一口餃子と言うと、皮の比率が、高くなり、
いかがなものかと思っていたが、杞憂。
皮が美味いし、香ばしい。
ここだけなら、100個でも食える。
〇ワイン酒屋misuta
この夜もワイン好きの集まりだったので、
やはりワインを飲みにゆくことに。
この店、ワインは、自販機での提供。
しかも、ICカードで。
グラスを自分で取って、
注ぎ口で待ちかまえる。
サッシカイアやルーチェも自販機で。
おっと、シャトー・ラトゥールも。
パイプで吸い上げて供給するようだが、
澱はどうなるのだろう、なんて考えない。
30ccからの量り売り。
こういうのも、あり、なんだ。
〇PESCE ROSSO ペシェ・ロッソ
そろそろ〆の店に、と歩いていると、
何とも気になる空間が。
リストランテの玄関先にオープンなスペース。
ラテンの血がにわかに騒ぎ出した。
テーブルの上には、さりげなくメニュー。
このテーブル、1時間飲み放題で1800円。
一同、狂喜乱舞。
まあ、一番喜んだのは私だが。
まあ、さすがに、なるほどなあ、なワインたちだが、
スパークリングもランブルスコとスプマンテが。
これには、一同感激。
チーズをアテに、もちろん、両方空になった。
店内は、飲み放題とは無縁の高級イタリアンで、
ワインセラーもとても充実していた。
ちゃんと食べにこなきゃ、という話にもなる。
店頭のオープンなスペースの効果、大だ。
それはともかく、初夏のさわやかな夜、
オープンなスペースでくつろいで飲むワインは、いい。
〇ビストロ&バー『VISCO(ヴィスコ)』
炭水化物で〆よう、ということで、
リゾットの美味しいビストロ&ワインバーへ。
茸のリゾットに合わせたこの夜最後のワインは、
トラミンの看板お値打ちワイン「テ(T)・ロッソ」。
スキアーヴァ55%とピノ・ネロ45%だそうで、
果実味とフレッシュ感のバランスがとてもいい。
白の看板「テ・ビアンコ」も是非飲みたいと思った。
シャルドネとリースリンクなどのブレンドだとか。
心斎橋でも天満同様、
財布の痛まない「探検ツアー」ができると知った。
「食い倒れ・大阪」、まだまだ修行が足らない私だ。
ごちそうさまでした。
大変、楽しく、美味しうございました。