イーゼル (EASEL) 『若き日の望楼』 / 大貫妙子

昨日の記事にお二人から回答をいただきました。
「E」は、イーゼルのようですね。

脚元に置かれた絵筆に気付くべきでした。
ビストロ店頭のメニューだと思ってました。

私としては、イーゼルと言うと、

売れない絵描き(画家ではない)が、
パリの裏町の薄暗い屋根裏部屋で、
売れるあてのない絵がのっかってる、

というイメージが強く、
形状で云うと、

イーゼル (EASEL) 『若き日の望楼』 / 大貫妙子_a0022024_1762510.jpg


三脚式を思い浮かべてしまいます。

ずばり、大貫妙子の『若き日の望楼』です。
(アルバム『ロマンティック』より)



あの頃 朝まで熱く
パンとワインで
私たちは語った

なじみの狭い酒場に
通いつめては
仲間たちを増やした

そして あの頃の
あなたも若くて
かたくなに愛し合い

それがすべてだった
生きるすべてだった

貧しい絵描きの家に
子供が生まれ
祝い酒ををかこんだ

そして 今 来た
過ぎしの通り
跡形もない愛の巣

見えぬ時代の壁
帰り来ない青春



作詞・作曲:大貫妙子



FO前、ピアノの坂本龍一が
なにげに超絶技巧風だったりします。

このYoutubeの画像では、
「クリュッグ」
なんて高級シャンパーニュが、
登場したりして、
「貧しい絵描きの祝い酒」
らしからぬ高級感があります。

のちにフランス語ヴァージョンも出て、
それも味わい深いのですが、
敢えて、私の青春の1枚を選びました。



実に大貫妙子は、私の青春です。

告白するとまだLPでした。

直径30cmの円盤です。
当然、ジャケットも30cm×30cmの大判でした。

懐かしいなあ。
もちろん、LPはすべてCDで買い直しました。

でも、LPをカセットテープにダビングする、
という行為そのものが、儀式のようでした。

LPは物理的接触で音を再生しますから、
LPを何度も聴くのは御法度です。

で、ダビングしたカセットテープを
カーステレオやラジカセで
何度も何度も、テープが伸びるまで、
繰り返し聴いたものです。

ああ、やはり青春だ。

なお、今日の記事でご不明の単語がありましたら、
御遠慮なくお問い合わせください。
近過去考古学的に解説させていただきます。




【Aポイント+メール便送料無料】大貫妙子 / ロマンティック (CD)

【Aポイント+メール便送料無料】大貫妙子 / ロマンティック (CD)
価格:1,800円(税込、送料別)


by hirorin330 | 2011-03-18 17:41 | 日常