万年筆
ワープロ、パソコンが、学生時代からあればと悔しいのが論文。日本〇〇学学会は最低3つの論文を得られなかった。と思う。
旧西独留学中、タイプライターは使っていたからキーボードが苦ではない。しかも、思いつくままに書きなぐって保存すれば、いくらでも推敲・編集できる。
面倒見のいい助教授に薦められて、カードを利用してはみたが、自分でも再読不能のカードも多く、ただ苦笑。(その助教授もいまや院長だ。)
それでも好きなのが万年筆。それも太字。細字が「帳簿」の繊細さを思わせるのに対して、太字は「書家」の芸術性を感じる。大げさか。
といっても今は、2本しか持っていない。卒論の頃から四半世紀使っているモンブランと3年前買い足した同じもの。インクの色を変えて使っている。
実を言うと万年筆で書き綴ってきた5年連記の日記帳が3冊目、13年目になるが、ブログを始めてから滞りがちだ。老齢になり「味がある」と言われるまで悪筆は続く。