万年筆

私は悪筆だ。強烈な肩こりからくる人騒がせな頭痛で救急車で脳外科病院に運ばれた3年前まで、毎年3000枚の年賀状も宛名だけだが自筆だった。それでも悪筆だ。

ワープロ、パソコンが、学生時代からあればと悔しいのが論文。日本〇〇学学会は最低3つの論文を得られなかった。と思う。

旧西独留学中、タイプライターは使っていたからキーボードが苦ではない。しかも、思いつくままに書きなぐって保存すれば、いくらでも推敲・編集できる。

面倒見のいい助教授に薦められて、カードを利用してはみたが、自分でも再読不能のカードも多く、ただ苦笑。(その助教授もいまや院長だ。)

それでも好きなのが万年筆。それも太字。細字が「帳簿」の繊細さを思わせるのに対して、太字は「書家」の芸術性を感じる。大げさか。

といっても今は、2本しか持っていない。卒論の頃から四半世紀使っているモンブランと3年前買い足した同じもの。インクの色を変えて使っている。

実を言うと万年筆で書き綴ってきた5年連記の日記帳が3冊目、13年目になるが、ブログを始めてから滞りがちだ。老齢になり「味がある」と言われるまで悪筆は続く。

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by hirorin330 | 2004-11-13 14:36 | 趣味