プロ。ある洗車の風景。

家人が主に乗る車はBMW525(E39)。
今年12回目の夏を迎えた。

初年は、1999年4月の新車登録だから、
前世紀の遺物と言ってもいい。

ときどき私もハンドルを握るが、
一言で言うと、いいクルマ。

出力的にはどちらかというと凡庸だが、
完成度が高く、買い替える気が起こらない。

ただ、生傷が絶えず、
横着をして、洗車の機会も少ない。

なので、「外車」とは名ばかりで、
「ポンコツ」の風格さえ漂う。

それはそれで気にいっていて、
ますます愛着がわく今日この頃だ。

それが、先日立ち寄ったガソリンスタンドで、
ずいぶん驚かされた。

電車に乗ったら間違いなく優先座席に権利がある、
シニアでシルバーな男性が二人居るだけの、
小さな古いガソリンスタンド。

初めて立ち寄ったのだが、開口一番、
長いこと洗ってないなあ。

ごもっとも。
ごもっとも過ぎて、ぐうの音も出ない。

洗車もお願いすると、ざっと30分~40分という答え。
で、ならばと『つるかめ』さんで昼食とあいなった。

ゆっくりいただいて30分少々で戻ってみると、
まだ仕上げ中。

プロ。ある洗車の風景。_a0022024_18261181.jpg


が、この出来栄え。
思わず、記念撮影。

なんと、美しい仕上がりか。
しみじみ、愛車に今まで申し訳なかったと思った。

こうして改めて眺めてみると、
タイヤのむっちりした扁平率に時代を感じるが、
まだまだ美しい。

支払のときにまた驚いた。
たしかに機械洗車でお願いしたが、安い。

あの足回りの仕上がりは、明らかにオプションの手仕事。
ありがたいやら申し訳ないやら。

次は、私の愛車もお願いしようと思った。
なるほど、さすがにプロだ。

リピーターをがっちりつかんでいる。
やられちゃった、と言う気がしなくもないが。

次回も『つるかめ』さんとセットかな。
by hirorin330 | 2011-07-30 18:27 | クルマ