いかりスーパー50周年 神戸愛
先日、ショッピングバッグを忘れて買い物したら、
いかりスーパー50周年の紙袋に入れてもらった。
そうか、50年になるのか。
例によって神戸港の景色がデザインされている。
神戸港からは日没後点灯する、
錨(碇)山と市章山を眺めることができる。
京の大文字の送り火を毎日しているようで、
ちょっとうれしい。
(この夜景画像は、Wikipedia からいただきました。)
古く、明治天皇の観艦式が神戸港で行われた時、
子供たちが錨の形に並んで旗を振ったのが始まりとか。
いかりスーパーの名前は、
神戸のシンボル、錨山から名付けたそうだ。
ちなみに、隣の市章山のイルミネーションは、
戦前の昭和8年から点灯していたというから年季が違う。
考えてみるといかりスーパーは、
芦屋や西宮など阪神間のイメージが強い。
でも、神戸の錨山から名付けられて違和感がない。
神戸には、独特の懐の深さがあるのだろう。
市民でもない私も「神戸系関西人」を自称しているが、
今のところお叱りもない。
神戸は昔、中心地区の生田区と葺合区がひとつになって、
中央区なんてつまらない名前になった。
子供心にも、つまらん、せめて港区にせんか、
と思ったものが、神戸市民が選んだのなら仕方がない。
東京は論外として、大阪と比べても神戸はかなり小さい。
それでも不思議な愛着の湧く街だ。
六甲山に抱かれ、眼前の海は世界に門戸を広げる。
平清盛もいいところに目をつけたと思う。
が、福原の宮は、あとかたもない。
神戸の限界か、京の魔力か。
そういえば、大河ドラマに選ばれたとも聞く。
風見鶏以来か。
確かに言えることは、神戸は美味しい。
☆☆☆のレストランから屋台のたこ焼きまで。
関西へお越しの節は是非、神戸へも。
不肖、雑感子がご案内いたします。