ワイングラス

以前、 『酒器』にも少し書いたが、ワイングラスの世界も奥が深そうだ。もちろん極めるつもりはない。

私の場合、日常は、泡・赤・白で多少使い分けるくらいで、もちろんマシンメイド。たまにいいワインをあけたり来客の時のグラスは、酔っ払ってから洗うのはやはり怖い。

事実、ワイングラスの細い足は、飲む者に一種の緊張と礼儀を求めるが、フランスのブルーカラーのようにコップでガブガブ飲むのもいい。

以前から気になっているのがシャンパングラス。その形状だ。

かつてどこかのホテルの何かのパーティーのシャンパンタワーで見て以来、口径が大きくて浅いタイプのシャンパングラスにお目にかかっていないのだ。

昨今、注ぐときに立つ泡に注意は必要だが、ガスが抜けにくく、ガスの泡が美しいフルート形が主流なのに文句があるわけではない。

ただ、古い映画のエレガントなシーンに出てくるグラスにフルートタイプを見かけないのが気になる。単に流行なのか、物語を秘めているのか。ご存知の方、教えてくださいませ。

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このミントンのワイングラス、開けっぴろげな形状で、しっかりした赤ワインには不向きなのだが、赤いワインを注ぐと美しい。ちょっとしたディレンマである。