アンドレ・クルエ 1911 の藁
ちょうど100年前の1911年、
シャンパーニュは歴史的良年だったそうだ。
それを記念し、過去の醸造家に敬意を表し、
昔ながらの製法で作られているシャンパーニュ。
それが、アンドレ・クルエ 1911。
大量生産しないので、今回手に入れたものも、
1/1500本(程度)らしい。
製法だけでなく、ラベルや包装も当時のまま。
なので、藁に包まれている。
当主の祖父デザインしたというラベルが、
いい感じにクラシック。
が、だ。
瓶の保護のための藁が、プラスチックになっていた。
いや、まあ、この方が、より効果的だろうな。
なによりも、藁不足らしい。
ワインセラーの底に藁屑が散るのは面倒なのだが、
あからさまなプラスチック製には、まだなじめない。
その昔、1本1本の瓶を丁寧に藁で包んで出荷した、
そんな時代に思いをはせて飲むことにしよう。
貧乏症で小市民の私が、藁の方を大事に残し、
プラスチック製を先に飲むのは言うまでもない。