オート三輪
『となりのトトロ』で懐かしく思い出したのが、
オート三輪。
平たく言うと、三輪自動車。というか、
荷台を大きくするためバイクが三輪になった感じ。
だから、運転席は、二輪車のそれ。
つまり、自転車のようなハンドルで操縦する。
マツダやダイハツを覚えているが、
色んな会社が手掛けたようだ。
といっても、私は、それ程の高齢者ではない。
ので、懐かしいと言ってもかすかな記憶。
ただ、仲のいい年長の従兄がいたので、
同年代の子供より、背伸びをしていた気がする。
二気筒エンジンだったからだろう、
バタバタとうるさかったように記憶している。
で、そのオート三輪。
先日、ダイハツの博物館で現物を見てきた。
これが、なかなか大変なシロモノ。
かなりハードな居住性だっただろう。
空冷エンジンが、股の下で発熱するのだ。
冬は暖かいと思うけど。
ところで、自動車メーカーのロゴマーク。
日本のそれは、変わり過ぎではないか。
マツダは昔、ロータリーをかたどったり、
小文字のmをデザインしていたように思う。
トヨタや日産は昔から車種ごとに違ったかな。
三菱も一時期Mをデザインしていたと記憶する。
そんななかで、ダイハツはずっとDのデザイン。
私の知る限り、物心ついた頃から今と同じロゴ。
欧米のメーカーもあまりロゴは変えない。
BMWもメルセデスもシトロエンも。
そういえば、BMWなんて日本語風に略すと、
バイハツ(バイエルン発動機製作所)だもんな。
おっと、脱線。
敗戦後、オート三輪で額に汗して働いてきた日本人。
展示品を見て、なんだか少し、複雑な気持ちになった。