普請、あるいは、メンテナンス。(2012年秋冬)
いささか大げさに過ぎる。
メンテナンスというと、
機械物を考えてしまう。
何をしているかというと、
壁や屋根の塗り替えが主。
あとは、石垣の補修、ベランダの防水。
なんだかんだと手がかかる。
阪神淡路大震災後のメンテ以来、
年を越せばざっと18年ぶり。
まあ、それはいい。
それは。
作業が始まる頃には家を出て、
帰る頃には作業は終わっている。
たまの休日も、朝から留守なので、
現場の様子はわからない。
それでも、はっきり戸惑うことがある。
光だ。
J.W.フォン ゲーテは、
その臨終につぶやいたという。
もっと、光を。
文豪が呟くと、みんな深読みするが、
鎧戸が暗かったのだという説もある。
それはともかく、家中が覆われていると、
朝が来ない、気がする。
なにせ、滅多に締めない雨戸も、
開口部は、全部閉められている。
何時まででも、寝たいだけ、
寝ていられればいいのだが。
予想外に作業日の雨が多く、
予定通りには進行しないようだ。
こちらの工務店には、キッチンもオール電化もお世話になった。
きっと我が家は見違えるように化粧直しされるだろう。
木造在来工法築25年、立て替える体力なし。
なんとか死ぬまで建ってて欲しいな。
そして、明日から12月。
2012年ももうひと頑張り。