贅沢福巻 / いかりスーパー
真の改革者は、主婦と若者ではないか。
伝統の破壊者という側面もあるが。
いや、「恵方巻き」のこと。
私の子供の頃は、なかった。
母方も父方も関西に親類が多いが、
少なくとも、ポピュラーではなかった。
主婦にしてみれば、一食とはいえ、
献立の苦悩から解放される。
若者にとっては、大目に見てもらえる、
お行儀の悪いイベント。
土用の鰻、バレンタインのチョコに並ぶ、
一大イベントに発展したのではないか。
やるな、海苔業界。
みごとだ。
で、いかりスーパーの恵方巻き。
「節分福巻」と「節分贅沢福巻」。
食べ比べてみた。(右が「贅沢」)
相変わらず、身体を張っている。
まず、福巻(¥1680)の中身。
焼き穴子、自家製味付数の子、本ずわいがに、
天然海老、厚焼き卵、味付椎茸、三つ葉、
海老そぼろ、焼のり。以上9種類。
そして、贅沢福巻(¥2800)の中身。
本まぐろ(とろ)、塩うに、焼き穴子、
自家製味付数の子、いくらしょうゆ漬け、
活・鯛、紋甲いか、ごぼうしょうゆ漬け、
海老そぼろ、厚焼き玉子、味付椎茸、大葉、
有明海産焼のり。以上、12種類。
こちらが断面図。(左が「贅沢」)
なかなかのながめ。
どちらも、優劣つけがたい。
コストパフォーマンスで、福巻か。
作法によると、沈黙を保つとか、
包丁を入れてはいけない、など、色々。
当家にそういう作法はない。
ごぼうは要らんやろ。
刺身と細巻きで食べたかった。
本音がポンポン。
鬼もいかりも驚いたにちがいない。
ということで、節分と言っても、
いつものように賑やかな夕食だった。
そうそう、鰯の塩焼きも美味かった。
ただ、年齢分の豆は、食べなかった。
さすがに、満腹。
ご馳走様でした。