ダーツ
いつだったか、もうかなり前、
若い飲み友達とダーツの話になった。
実は、イッチョカミの私のことで、
高校時代くらいから、経験がある。
マイダーツも持っているし、
自宅には、国際規格のボードも。
が、話がなんだかかみ合わない。
そのうち、相手が気付いてくれた。
私が経験しているのは、ハードダーツ。
世間で流行っているのは、ソフトダーツ。
知らなかった。
当たっても痛くないダーツに、
電子制御のボードだなんて。
経験がある、と言っても、所詮お遊び。
命中精度も低く、点数も加算するだけ。
それでも、鈍い音を立てて、
ハードダーツがボードに刺さるのは痛快。
ハードダーツは、凶器にもなりうるものだけに、
ショットの瞬間の緊張感も魅力。
もとは、ナイフなどを樽や丸太に投げる、
単純な遊びから発生したようだ。
ボードは、切り株の年輪や、乾燥でできた、
自然の割れ目などに由来するらしい。
そして現代では、点数計算も任せられる、
ソフトダーツと電子ボードが普及している。
しかし、頑固オヤジは敢えて宣言する。
ダーツはハードに限る。
ショットの緊張感に勝るハードダーツは、
暗算のトレーニングにもなる。
20のダブルと9のトリプル、
18シングルで、94。(ここまで12秒)
つまり、これからのシルバースポーツに、
実にふさわしい、とは言えないだろうか。
チョイ悪親父は、ハードダーツ。
認知症予防にも、ハードダーツ。
今夜あたり、久しぶりに投げてみよう。
メモと電卓を用意して。