リースリンク
ドイツの白ワインに多い、
ブドウの名前。
旧西ドイツ滞在中は、
毎日のように、否、まあ飲んだ。
3年で、一生分飲んだ気がして、
その後、疎遠になっていた。
日本で手に入るリースリンクは、
やけに甘かったりするし。
が、これ。
ラッツェンベルガーが手に入った。
ハルプトロッケン。
訳すと、「やや辛口」といったところか。
いい具合にフルーティーで、
リースリンクの本流っぽい。
同時にゼクトもゲット。
ゼクトは、ドイツの発泡ワイン。
いや、これも美味しい。
で、ラベル。
泡でない方のラベルは、
典雅な絵地図風。
BACHARACH(バッハラッハ)、
という地名が見える。
初めてこの地名を見たとき、
思いだしたのは『雨にぬれても』。
作曲者、バート・バカラックの姓と、
全く同じスペル。
あのメロディーと、リースリンクが、
不思議とリンクした。いや、洒落ではない。
のびやかで美しいメロディーは、
上品で爽やかな白ワインのようだ。
だからといって、毎晩飲んでいい、
とは、誰も言っていないか。