ドローイングインク / ウインザー&ニュートン


子供の頃、水彩画教室に通っていた。
絵心皆無を自覚できた。

それでも、絵画鑑賞は好きだったし、
描くことも嫌いではなかった。

教育的な配慮だったのだろうか、親は、
12色の水彩絵の具をセットを与えた。

24色が欲しい、とねだっても、
12色あれば他の色も作れる、で終わり。

パレットの中で色を組み合わせるのは、
楽しかったが、面倒くさくもあった。

思う色が出せなくて、描くのが嫌になった、
そんな想い出もある。

大人になって、100色の色鉛筆を見ると、
心の奥が微かに疼いたりもした。

後に500色の色鉛筆まで発売されて、
本当に手が出そうになったこともある。

コロンブスが新大陸へ到達して500年、
ということだったので、20年以上も昔の話。

そんな頃、押さえきれずに手に入れた、
25色のドローイングインクが、出てきた。
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英国は、ウィンザー&ニュートン社製。
なんとも、かの国らしい名前の会社。
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インクは、小さなガラス瓶に入っていて、
箱には、イラストと色の名前が記されている。

小さなスケッチブックと、ガラスペン、
筆が2本セットになっていた。

持っているだけで心が潤う、
そんなインクたちだ。

なので、絵心のないことなんて、
まったく忘れてしまえる、お気楽な私。

そして、片づけはすすまない。
by hirorin330 | 2014-01-14 17:56 | 日常