梅ヶ枝餅と阿闍梨餅

今月は、京だけでなく、
餅にも縁がある。
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京で阿闍梨餅をお土産にいただき、
娘が梅ヶ枝餅をお土産に買ってきた。
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どちらも由緒正しい銘菓。
しかも、ちゃんと美味い。

共に、押しも押されぬ名物だが、
聞くに名高く、食っても美味い。

今更ここで講釈をたれる気もないが、
氷解したことがあるので報告したい。

満月さんの阿闍梨餅の意匠に、
不思議な絵がある。
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修行中と思しき僧が、棒で小突かれている、
かのようにも見える。

これは、餅の名の由来となる、
「阿闍梨」の修行の風景だそうだ。

天台宗の千日回峰行は、
行の熾烈さで知られる。

達せられなかったときは、自決覚悟で、
自決用の短刀持参の決死の行でもある。

7年越しという行の終盤、7年目の始めの100日、
京の町84キロを練り歩く「京都大回り」がある。

そのころには、体力も大きく消耗し、
坂や階段でふらつくこともあると言う。

そんなとき、おつきのものが、
「腰おし棒」で後押しするそうだ。

そう、邪険に追い払う図ではなく、
阿闍梨の行をサポートするシーン。

満月さんには、問い合わせも多いのだろう、
こういった話を滑らかに解説してくれた。

一方の梅ヶ枝餅。
オーブントースターで温め直して極めて美味。
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表面のクリスプ感がよみがえり、
焼きたての味をほうふつさせる。

菅公をめぐる因縁もだが、
梅の季節の梅ヶ枝餅は格別。

甘いものも好物でよかった。
しみじみ思う、弥生の夕暮れ。
by hirorin330 | 2014-03-09 18:36 | スイーツ | Comments(2)
Commented by なおぼん at 2016-01-07 23:26 x
あたしも氷解しました。
あの絵の意味。
ありがとう。
知りたかったんです。
Commented by hirorin330 at 2016-01-09 02:50
なおぼんさま
ようこそ、玩具箱へ。
気になるとじっとして居られないペディアなオッサンです。
どうぞ、ごひいきに。