病院へ
旧友が入院したと聞いた。
仕事帰りに見舞った。
初めての病院だったが、
場所はよく知っている。
大阪国際会議場の隣で、
リーガロイヤルホテルの南。
目の前を堂島川が流れる、
大阪キタの一等地にある。
要するに、中ノ島にある。
つまり、大阪の中心といってもいい。
ということは、
大阪有数の歓楽街にも近い。
それはともかく、天井が高く、
実に広々とした病院。
人口密度が、かなり、低い。
闘病以外のストレスは皆無ではないか。
実際、下手なホテルより寛げる病室だったが、
それでも、通常の個室だという。
フロアまるごと別世界と聞く、
こちらの「特室」とやらを見てみたいもの。
肝心の旧友は、私が言うのもなんだが、
生命の危険もないようで、一安心。
ただ、観血ではなく保存療法だと、
退院のめどが立てにくいという。
快適とはいえ、早く復帰したいだろうな。
一日も早い快復を祈る。
帰り、案の定、道に迷った。
駐車場専用エレベーターがみつからない。
一旦、守衛室まで戻って、再挑戦。
その間、誰ともすれ違わなかった。
すでに十数年がたっているが、
「箱」は立派で清潔だった。
不謹慎だが、私が入院するときは、
この病院をリクエストしようと思った。
A君、早くよくなってください。
快気祝いもしなきゃね。