よねむら vs カファレル
なかなか見ごたえのある対決だが、
優劣を決めるつもりはない。
カファレルのジャンドゥーヤをいただき、
記事にしあぐねているとまたいただき物。
祇園のフレンチ、よねむらのクッキー。
名前しか知らぬ憧れのお店。
ともに名店であることに違いはないが、
もう一つ共通項があった。
それは、缶。
カファレルは、アール・ヌーヴォー調で、
なんとも暖かな色調。
よねむらは、京都国立博物館をデザインした、
安野光雅風の穏やかな表情。
ともに、中身以上というと失礼だが、
お菓子にふさわしく、手抜きがない。
子供のころ、泉屋のクッキーやはとサブレの缶、
炭酸せんべいの筒状の缶に宝物を入れていた。
その血は大学生の娘にも流れているようで、
カファレルの缶は、いきなり予約が入った。
この缶、もらうね。
否応無しとはこのこと。
よねむらも今夜中に目にとまり、
強制徴収されるだろう。
何を入れているのか、
親としても気になるところではあるが。