Musical Baton Returns

尊敬するgenova1991姐御に続いて
敬愛するTH_blogお嬢からもMusical Batonが手渡された。

1.PCに入ってる音楽の容量
2.最近聴いてる曲
3.最後に買ったCD
4.よく聴く、または思い入れのある5曲
5.カラオケでよく歌うのは
6.バトンを回す方5名

姐御とお嬢では、微妙に項目が違うのだが、
前回未消化だった反省も込めて、再度見つめなおしてみることにした。

1.PCに入ってる音楽の容量

「0」。これは変化なし。
クルマ用にCDを編集することはあるが、PCには残さない。

2.最近聴いてる曲

姐御のおっしゃる「今」とは、そういう意味かと反省。
ということなら、最近に限らずよく聴くのが、K.ジェンキンスの『アディエマス』シリーズ。

数年前、NHKの『世紀を超えて』で有名になったが、今でもどのCDもおすすめ。
一言で言うと「西洋音楽史の松花堂弁当」。つまり、美味しくてキレイなのが少しずつ。
フルコースほど重たくなく、西洋音楽史を俯瞰させてくれる。今、第4巻まで出ている。はず。

3.最後に買ったCD

『FF7オリジナルサウンドトラック』
『ファイナルファンタジー7』というRPG(ロールプレイングゲーム)のいわゆるゲーム音楽。
気になった音楽は、音源として確保したいのでジャンルを問わず買ってしまう。

4.よく聴く、または思い入れのある5曲

この厳選に一番苦労する。で、前回を踏襲しつつ断腸の思いで5曲に絞ることとする。
私の選曲に興味をお持ちいただけたら前回分もご参照いただければ幸いにおもいます。

①J.S.バッハ:前奏曲とフーガ変ホ長調BWV552(オルガンミサ)
②A.C.ジョビン:「ワンノートサンバ」
③J.ブラームス:交響曲第1番ハ短調
④大貫妙子:「新しいシャツ」
⑤G.フォーレ:『レクイエム』

①:もともと演奏家志望ではなかったが、レッスン未完のまま留学が決まり、以後正式なレッスンを受けることなく自己流「ライフワーク」となっている。バッハといえばニ短調の「トッカータとフーガ」が有名だが、これは、一まわりも二まわりも大きい、文字通りの大曲で最高傑作。

②:ジョビンのボサノヴァはどれも好きだが、これは特別。直訳すると「ひとつの音のサンバ」となるが、一見単調な単音の続くメロディーに心地よい、色彩感あふれる薄絹のようなハーモニーがまとわりつく感じ。私がピアノで弾ける数少ないボサノヴァでもある。

③:高校1年のとき、K.ベームとウィーンフィルの来日公演を聴いて感動して以来「我が魂の交響曲」となった。ブラームスが、極めて長期にわたり(10年とも20年とも言われる)あたためてきた交響曲で、交響曲史上屈指の大作。第一楽章のティンパニーからフィナーレまで、一分の隙もない。ベームとウィーンフィルの名演に涙したあの日は、すでに・・・。

④:大貫妙子=我が青春

⑤:かつて、ある大学の合唱部の演奏会で伴奏のお手伝いをしたことがある。この合唱団は、その年メンバーを一人亡くし、その演奏会がまさに「レクイエム」となったが、心に染み入る演奏だった。私の葬儀に流す予定の曲でもある。

5.カラオケでよく歌うのは

自慢じゃないが付き合いが悪いのでカラオケには何年も行っていない。
最後に歌ったのは、シュガーの『ウェディングベル』。

「くたばっちまえ!」をかわいくシャウトするのがポイント。
ブレイクした年の紅白で「アーメン」が歌詞から消されていたのが、印象的だった。

6.バトンを回す方5名

さて困った。こればっかりは、なんら進捗していない。
付き合いの悪さがこういうところで響いてくるとは思わなかった。

お願いしようと思った方からバトンが渡されたり、さきに他から渡っていたり、
先手を打たれてブログの記事で「バトン受け取り拒否」宣言をなさる方までいらした。

私は、かまってもらえてむしろうれしいのだが、私から渡すバトンはやはりご迷惑だろうな、
とか先に考えてもしまうので、どうしても二の足を踏んでしまう。小心者だ。

今回も結局、最終クエスチョンは、保留ということでお許しいただきたい。
軽いノリでこういうバトンが渡せる人なんてそうは居ないと思うのだが、それは、私だからか。

バトンをまわすかどうかはともかく、とっちらかったアタマを整理するいい機会にはなった。
私は、やはり音楽が好きだ、とも再認識したし。
by hirorin330 | 2005-06-24 14:24 | 日常