食いしん坊@宇治
でもその前に、腹ごしらえ。
ということで、平等院参詣前に、
門前の『蓮華茶屋』に寄った、
さすがに、茶そばがメニューのメイン。
だが、心奪われる品があった。
「食べ比べ 天ぷら」
茶そば、そば、細うどんの食べ比べ。
正直、観光地の門前の食事に、
大きな期待はなかった。
が、3つの麺、それぞれに美味かった。
揚げたての天ぷらの衣もいい具合。
惜しむらくは、量。
みっともない話だが、私には少ない。
3人前は食べられたと思う。
さらに思った。
私は、冷やしの食べ比べだったが、
隣席注文の暖かい食べ比べはどうだろう。
汁好きの私としてはきになるところ。
汁の分、量も多いだろうな。
われながら浅ましいことを考えながら、
たちまち食べ終えた。
考えてみれば、参詣者の平均年齢は、
テーマパークよりは高かろう。
これでいいのだ、代謝の落ちた中年は。
そう、自分に言い聞かせて平等院へ。
雲中供養菩薩に感動しつつ、
参道をそぞろ歩く。
と、福寿園の『宇治喫茶館』を見かけた。
宇治にきたら宇治茶だろう。
ということで、早速、はいった。
注文したのは、ほうじ茶ソフト。
100g1000円のほうじ茶を
店で砕いて使っているとか。
いや、香ばしくて美味しい。
いやいや、お茶はどうした。
二階に上がり、
「ティーセレモニー」をいただく。
抹茶、煎茶、玉露があって、
私は、玉露を選んだ。
蒸らす時間も湯の温度も説明に従った。
価格も手ごろで外国人観光客は喜ぶだろう。
茶菓子は早々に食べきり、
結局、八煎まで楽しんだ。
観光地といってしまえばそれまでだが、
中身の濃い半日を過ごせたと思う。
宇治までJR京都駅から奈良線で約20分。
おすすめです。