最近の風呂読書 黒と白 (2015/10)

最近の風呂読書 黒と白 (2015/10)_a0022024_23293672.jpg


●『黒い家』貴志祐介

「角川ホラー文庫」の1冊なので、
ジャンルはホラーらしい。

なるほど、怖いといえば、怖い。
というより、気色が悪い。

犯人探しの面白さもあるが、
登場人物の個性に引き込まれる。

性善説vs絶対悪
ざっくり言うと、そういう感じ。

おもしろかった、と告げると、
妻の口元に不敵な笑みが浮かんだ。

じゃあ、次は、これをどうぞ。
背筋に冷たいものが走った気がした。


〇『舟を編む』三浦しをん

DVDを見てから1年少々。
ようやく原作にたどりついた。

いや、おもしろい。
作者と同年代ということもあるかも。

失礼、私の方が少し年長ではある。
が、笑える昭和なネタが満載。

映画では、あらかたカットされていた。
なるほど、若い人には、意味不明。

悪人の出てこない作品が好き。
だから、この作品は、大好き。

黒い作品を読んで改めて思った。
世界は善意で成り立っていると私は信じたい。


と言いつつ、風呂読書の次作は、
妻おすすめの、貴志祐介作品だ。