久庵 そば (神戸市兵庫区)

休日、いつもとそう違わない時間に眼が覚めてがっかりした。
と、急にそばが食べたくなった。理由はない。

前日とどいたばかりの『あまから手帖』の第2特集が「酒肴も旨い蕎麦屋」。
「オツな酒肴と渾身の1枚にて 蕎麦屋で上々機嫌」。

とはいえ、電車で出かけるほど元気もなく、
昼間から大酒を飲むわけにも行かず、クルマで出かけるなら、と選んだ店。

昼間は、酒肴がほとんどないが、どうしても気になる品がある。
「玉子汁」。

で、でかけたのが『久庵』(きゅうあん)。
JR兵庫駅前2分。Pなし。近くに時間P多数。

もりそば2枚分がもられた「箱そば」
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ワサビも上等。薬味(ワサビ、辛味大根、白ネギ。)
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ふわふわ玉子の「玉子汁」
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食いしん坊のそば好きが悩むのは、オーダーの仕方。
二八も食べたい十割も食べたい。

いやそれだけではない。
これからの季節、あたたかい汁そばも魅力的ではないか。

そこに、この「玉子汁」。
吸い物としてはやや濃い目、そば汁としてはやや薄めの味付け。

ふわふわの玉子も美味いが、そば汁として濃すぎないので、
そばそのものを味わうにちょうどよく、しかも、あたたかい汁そばを食べた満足感もある。

そもそも、丁寧なうち方のそばで、塩で食べると鼻腔に風味が広がり、
かめばそばの甘みを感じることができる。

若い二人が切り盛りする店なので仕方がないが、
昼間は、揚げ物などの酒肴が食べられないのが残念。

夜の再訪に期待が膨らむ「お品書き」は昼には罪つくりだ。

もちろんさらりと完食。
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美味しかった。
ごちそうさま。
by hirorin330 | 2006-10-26 18:36 | 美食