オリオン座流星群

「流星群」ブームも落ち着いてきた感じ。
今年もペルセウスは、さらっとスルーしたし。

が、だ。
一種の運命か。

F1ブラジルグランプリのライブでキミの大逆転総合優勝を見て、
さあ眠ろうと言うとき、ふと思い出したのが、オリオン座流星群のこと。

21日22時ごろがピークだときいていたから、
それほど期待もしていなかった。

ただ、ベランダに出ると、南真正面にやや低くオリオンがはっきり見えた。
遅くなりついでだ、とばかり見始めた。

21日26:50(22日午前2時50分)から10分間で3個確認。
暗いが長い尾を引くのや、爆発のように明るく短いの。

この時期は、まだ、凍えるほどでもないので、
Pコートを羽織ってベランダに寝っころがった。

とにかく星の多い夜だった。
オリオンの左下のシリウスと東の空低くに光るレグルスが、特に明るい。

と、なんと、オリオンを中心に両眼裸眼で流星を探していて、
自分のマリオット盲点を見つけてしまった。

通常、片眼で最初から探すつもりだと見つけやすいが、
両眼で夜空を眺めながら見つけたのは、初めて。

おそらく両眼視をしているつもりで、瞬間、片眼にブロックがかかったのだろう。
にしても、盲点に飲み込まれたのがわかるほど、シリウスは、明るかった。

それからの20分で6個確認。
足下が冷えてきたので切り上げた。

ブランディーティーのポットなどをかたわらに、
澄んだ夜空を眺めるのにいい季節も、すぐそこだ。








網膜の視細胞に写った情報が視神経を通じて脳に伝えられて、人は、ものを見る。
マリオット盲点の解説は、そこかしこに詳しいので、見つけ方だけを簡単に示す。











    ☆                                  ★














画面から少し離れて(50cmほど)左目を隠して白い星を見る。
この状態で、視野の右のほうに黒い星も確認できる。

白い星を見つめたまま少しずつ画面に顔を近づけると、
やがて約30cmのところで黒い星が消える。

この時、黒い星は、右目網膜鼻側の視神経乳頭上にある。
さらに顔を画面に近づける(約20cm)と、再び黒い星が現れる。

右目をふさぐときは黒い星を眺めつつ、白い星が消えるのを観察する。
ただし、距離は、PC環境によって多少変わる。
by hirorin330 | 2007-10-22 18:41 | 日常