晴雨予報グラス その2

結論から言うと、阪神間は、雨。
きょう未明から、本格的に振り出した。

昼過ぎに一度、雨はあがったのだが、
水位は、むしろ、さらに高くなった。

表面張力のお情けで、あふれはしなかったが、
慌てて皿にのせた。
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れれれ、と思っていたら、
先ほどからまたもや本降りの雨。

これって、なかなか使えるのかもしれない。
ただ、疑問もまだある。

「地球」が温められて、
中の空気が膨張したのでは、なかろうか。

この室内の気温は安定しているはずなので、
たぶん大丈夫だとは思うのだが。

にしても、このグラスは、
いろんなことを示唆してくれる。

ガラスの球体を地球儀に見立てたことで、
子供も地球環境と結び付けて考えやすい。

地球は、大気も含めて閉ざされている、
ということを実感させられる。

その閉じた環の中で、水は廻り、
大気とともに天気も変化する。

余談になるが、気象予報の精度が高くなかった時代、
気象庁の運動会が、雨に降られたというジョークがあった。

父などは、天気予報より、私の小児ぜんそくの発作を
傘を持って出るかどうかの目安にしていた。

気圧がさがり、雨が降る前の夜、
決まってぜんそくの発作に苦しんだ。

なかなか信じてもらえないが、
今でこそメタボな私も病弱な子供時代があった。

気圧の変化などは知る由もなかったが、
子供ながらに雨は恨めしかった。

閑話休題。
このガラスの地球でも、内側に水滴が付く。

水滴は雨となるのを待っているかのようだ。
いや、その意味合いは、少し違うのだが。

いずれにせよ、閉ざされた地球で空気や水を汚す行為は、
自らを傷つけることに他ならない。

地球が回復力を失ってからでは、
遅すぎるというもの。

洗濯の目安に使えるかどうかはともかく、
学校で卒業記念などに贈ってはどうだろう。

柄にもなく神妙な記事になってしまいそうだ。
それも照れくさいので、私らしいオチを。

取説には、食紅で水を着色すると視認性が高まる、
とあった。

もう、お気づきだろう。
スコッチかブランデーで試してみたい。

アルコール度数が低いワインだと、
日持ちもしないだろうし。

で、やや多めにグラスにセットして、
気圧がさがるのを待つのだ。

そして、あふれてくるスコッチを
小鳥のように啜るのだ。

子供のころは、恨めしい雨だったが、
梅雨時や台風シーズンが、むしろ待ち遠しいではないか。

焼酎用にもう1個、「地球」を用意しようかしら。
by hirorin330 | 2009-03-22 18:56 | 日常