ジグソウパズル

なかなか信じてもらえないかもしれないが、
人生の一時期、ジグソウパズルにはまっていた。

それが、今頃、
春の大掃除で、出てくる出てくる。

2000ピース超の大作もあった。
ブリューゲルの『バベルの塔』。

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実は、美術作品の細部を観察するのに、
ジグソウパズルは、かなり有効だと思っている。

この石工、こんなひげ生やしてたんだ、とか、
こんなところに色の使い分けがあったんだ、とか。

この画像では、大きさがイメージできないかもしれないが、
1000ピースのパズルと比べるとよくわかる。
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エッシャーの『滝』のざっくり二倍以上。
でかい。

どれくらいの時間をかけて完成させたのか、
記憶は定かではない。

短期的には、短気な私だが、
長いスパンで作業を続ける根気も併せ持っている。

何日もかけて大作を完成する喜びも知っている。
実は、このことは、親も知らない事実だ。 ふ。

でもなあ。
今となっては、したくてもできない。

そういう時間がない。
だからかもしれないが、また、うずうずしてきている。

いやいや、時間だけじゃない。
完成品をどうするのだ、というおはなし。

捨てるに捨てられないものの代表かもしれない。
はてさて、どうしたものか、と思えば、新作も断念もできる。

われながら、オトナになったものだ。
つまらんヤツになった、とも言うのかもしれないが。
by hirorin330 | 2009-04-03 18:21 | 趣味