M250系電車 / KATO
悔し紛れに、あれは、電車じゃない、と叫んだものだ。
動力分散型、とはいえ、日本の一般的な電車と違って、
強力な電気機関車で客車をはさんで運行する。
が、ついに我が国にも登場した。
動力分散型で電車と呼ばれる、貨物列車が。
JR貨物が世界に誇るM250系コンテナ貨物電車だ。
実は、デビューしてもう5年になる。
在来線で東京大阪間を6時間11分で走り、
その評定速度(停止時間込の平均速度)は91km/h。
これは、新幹線以前の東京大阪間最速だった、
特急「こだま」の85km/hをもしのぐ。
そのM250系(愛称:スーパーレールカーゴ)を
KATOが、Nゲージモデル化した。
何が泣かせるって、なんといっても、
細部まで忠実に再現した連結器だろう。
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鉄ちゃんライトの私に言わせると、
リアルな連結器は、鉄道模型のキモだ。
しかも、ヘッドマークが、マグネット化したので、
取り付け取り外しが、簡便になった。
現在は、佐川急便の貸し切り輸送のかたちで、
東京貨物ターミナル-大阪・安治川口間を走っている。
ただ、ライトな鉄ちゃんでありながら、
リアリズムにこだわる私には、見逃せない問題もある。
この、6両編成でもなかなかの雄姿だと思うのだが。
スーパーレールカーゴ、基本的に16両編成なのだ。
いつの日か、あの500系のぞみのように、
私の秘密基地鉄道でフル編成で走らせたいと思っている。