牛海綿状脳症、ひどい名称だが、
一般に狂牛病として知られている。

そして、クロイツフェルト・ヤコブ病
との関連がクローズアップされた。

その結果、食用牛肉が大きな制限を受けた。
骨ごと供されるTボーンステーキもその一つ。

店頭から姿を消した。
ステーキハウスや焼肉店も大打撃を受けた。

T字型の骨を挟んで、
フィレとサーロインが楽しめるステーキだ。

骨ごとカットされるので普通に500g前後はあるが、
私には、Tボーンステーキに思い出がある。

大学の先輩が一般企業に就職して間もなく退職した。
そんな噂に驚いていると、次の知らせにぶっ飛んだ。

一部上場の大企業辞めて何をしたのかというと、
海上自衛隊幹部候補生学校へ進学したという。

一般大学卒業生に門戸が開かれていることも知らなかったが、
実は、先輩らしいという気もしていた。

思ったより早く(1年)で尉官任官の知らせも届いた。
そして、遊びに来いと誘われ、友人と訪ねた。


歴史を感じさせる重厚な建造物が多かった。
そして、夏の江田島はあまりにも明るかった。

もう時効だと思うから告白するが、
家族として米軍基地も案内してもらった。

私と友人は、夏休み然とした恰好だったが、
先輩は真っ白な制服。

まず玄関で屈強な、私より二回り以上大きな兵士たちが、
とても訓練の行き届いた敬礼で迎えてくれた。

徹底した階級社会やからね、
向こうはいくらごつくても、こちらは将校やから。

先輩は、ちょっと戸惑った私に気付いたのか、
自衛隊や軍といった組織の厳しさを教えてくれた。

そして、シンプルだが上質なダイニングルームで出たのが、
大きなTボーンステーキだった。

米軍食堂は、やっぱりこれでないとね、
とすすめられたが、大きさにビックリ。

結局、というか、もちろん完食したが、
食べたもので人は作られると痛感した。

ステーキは、Tボーンに限る。
それ以来、私のステーキ信条だ。

真っ白な制服を着た日焼けした先輩が眩しかったが、
自衛隊に勧誘されることもなく帰ってきた。


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最近印象に残った日本酒。

太陽 純米秘蔵酒 兵庫・明石
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親しくしてもらっているソムリエにすすめられた。
明石とは意外。

原酒なのでそうとう濃いが、後口はすっきり。
ロックでいただくと抜群。

邪道かもしれない、と少し危惧したがが、
醸造元のサイトもロックをすすめていた。

澤屋 まつもと
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京・竹屋町『三多』さんですすめられた。
伏見の酒なのに兵庫のお酒造米。

この2本は、精米歩合が非公開。
要は、酵母と杜氏の技ということか。

写楽
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ばくれん
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而今(じこん) 径
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渓(けい)
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『渓』のラベル裏には鮎が泳いでいた。

以上、美酒・美食『平田』 神戸・三宮

先月も美味しい日本酒に出会えた。
8月はどんな酒で乗り切ろうか。




春先から感じていた右肩関節の違和感が、
7月半ばから激痛を伴うようになった。

外科を受診すると、肩関節周囲炎との診断。
いわゆる、40肩、50肩らしい。

普通にしていれば痛くはないが、
関節の可動域が著しく制限される。

前方向に約90度、
45°方向に約60度、
180°方向に約45度、
後方にはほぼ動かない。

少し無理をすると、声が出るほど痛い。
いや、参っている。

たとえば、朝起きてからの行動でいうと、
利き腕では、ドアのノブがほぼ回せない。

Tシャツを脱ぐとき、パンツを脱ぐとき、
限界を超えて動かすと激痛が走る。

シャワーを浴びてもシャンプーは片手で。
着替えは以前の倍ぐらいの時間がかかる。

ネクタイを締めるときも困っている。
襟の中におさめるのが大変。

高い場所のキャットフードは左手でとる。
オレンジも左手で絞る。

車に乗ってもシートベルトが締めにくいし、
ハンドルさばきも左手に頼りがち。

おかげさまで仕事には差し支えてないが、
休憩時に伸びもできない。

尻ポケットのハンカチが取れないし、
そもそもポケットに手が入らない。

妻の車を乗ることも多いが、
これがことのほか厄介。

パーキングゲートのボタンが押せないし、
カードが取れないし、支払いができない。

右ハンドルだからだと気づいた。
自分の左ハンドル車だと、うそのように楽。

食事中は、調味料に手が届かないし、
ボトルが重くて自分にしか注げない。

これは、メリットかな。
いや、冗談。

テニスもゴルフも何のスポーツもしない。
つまり身体に悪そうなことは何もしていない。

なのに、50代ももう終わるというこの時期、
何の因果で50肩になってしまったのか。

あと半年ぐらいこんな感じらしい。
やれやれ。

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諸般の事情で家族のだれも
夕食当番を担当できなかった夜。

通りがかったスーパーで
3人分の弁当と総菜を買った。
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午後8時を過ぎていたせいもあって
値引きシールが貼られていた。

よく見ると重ねて貼られている。
値引きシールの二枚重ねだ。

ちょっと気になって、はがしてみた。
予想はしたが、厳しい現実がそこにあった。
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まず、2割引き。
380円→304円

さらに、25%Off.
304円→228円

最初の価格からすると、
実に4割引きだ。

3人分の夕食、合計¥1125
ありがたいといえばありがたい。

しかし、申し訳なくも感じる。
2割引きでも買ってもらえなかった弁当。

原材料費、人件費、光熱費。
経済には疎いが、なんだかんだ。

4割引きで利益は出るのか、
ついつい心配してしまう。

もしかすると、捨てるよりは、
という英断があったのかもしれない。

次にこういう機会があったら、
このスーパーを覗いてみよう。

そうか、損して得取れ、か。
妙に納得もした夕食だった。






AIがプロ棋士たちに勝つ時代になった。
まだまだ強く、賢くなるだろう。

では、その先には何があるのか。
シドニアの騎士』で思い出した。
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『攻殻機動隊』の登場キャラ、『タチコマ』。
AI自らが判断する「思考戦車」という位置づけ。

シリーズを通して、AIの思考が発展し、
「意識」を持つのでは、というテーマがある。

警察組織の命令系統にあって、
それはプログラム通りなのかもしれない。

しかし、ストーリーの後半では、
そこに「自己犠牲」や「愛」が見え隠れする。

そこでは、「ゴースト(魂)」という言葉で、
「自我」や「心」にあたる概念が語られる。

で、『シドニアの騎士』だ。
未知の生命体に捕食された星白閑(ほしじろしずか)。

ところが生命体、エナ(胞衣)は閑をコピーした。
そこに閑の記憶や意識は再現されるのか。

12話まででは、それは、否定されている。
しかし、どうだろうか。

捕食したものの遺伝子を再現できるという設定なら、
意識や自我の再現の可能性も否定できないのではないか。

AIが知識や情報を並列化したさきに何があるのか。
そこに「自我」が生まれるのか。

『2001年宇宙の旅』『ターミネーター』など、
自我が「生まれる」という仮定のSFはおおむね悲劇だ。

しかし、明るい未来が期待できないことこそ悲しい。
AIともうまく付き合っていきたいものだ。

とりあえず、私の老後の介護とか。
よろしくね。