a0022024_17141532.jpg


シュワちゃんが火星で大活躍する、
SF映画『トータルリコール』の監督。

舞台は、第二次大戦末期のオランダ。
噂を聞いてDVDを買ったままだった。

ケーブルTVで放映していて、見た。
何のためのDVDだったか。

テンポよく2転3転するストーリーや、
最後まで、黒幕がわからない筋書き。

なかなかに楽しめた。
何よりよかったのは、言葉かも。

私はどうしても違和感を覚える。
いや、英語。

モーツァルトやアントワネットが、
なぜ、英語、と思ってしまう。

エリザベス女王や海賊はいいだろう。
SFも大丈夫。

でも、三銃士はフランス語で、
ナチはドイツ語で演じて欲しい。

ということで、ナチがドイツ語を話す、
この映画は、自然だった。

それもそのはず、ドイツ人役は、
ちゃんとドイツ人が演じていた。

『ヒトラー最後の12日間』や、
善き人のためのソナタ』でみた顔だ。

『ブラック ブック』のドイツ軍将校が、
『善き・・・』では、ベッドに横たわっている。

『善き人・・・』といえば、
題名は、直訳でよかったと思う。

“Das Leben der Anderen”
『他人の人生』といったところ。

そういえば、『ヒトラー・・・』も
“Der Untergang”ずばり、『没落』。

いや、洋画の邦題の話は、
枚挙にいとまがない。

余談になるが、買ってあったDVDは、
見苦しくない方のぼかしはなかった。

まあ、それだけでもよしとしよう。
a0022024_18571775.jpg


新約聖書のようだが、
フィンランド映画の邦題。

本編74分。
登場人物、数人、いや、ほぼ3人。

老牧師、元囚人、ポストマン。
穏やかな台詞で、淡々と綴られる。

哀しいけれど、
希望と再生の物語でもある。

一緒に見ていた、二人の息子が、
終わっても動かない。

ぽろぽろ涙を流していた。
良いヤツらでよかった。
「禁欲」という言葉に縁がない私だ。
「粋」という単語もよく知らない。

いや、「食」に限ってのお話。
つまり、食いしん坊。

だが、一つの信念がある。
美味しいものは、人を幸福にする

平成7年1月17日、水道もガスも止まり、
電気だけがなんとか戻った震災の夜。

オーブントースターで焼いたキッシュと
温かいスープは美味しかった。

芦屋の某リストランテは、寒空の下、
乾麺のパスタで炊き出しをしていた。

みんな知っている。
美味しいものは、人を元気にする。

『バベットの晩さん会』もそうだった。

【送料無料】バベットの晩餐会 HDニューマスター [ ステファーヌ・オードラン ]

【送料無料】バベットの晩餐会 HDニューマスター [ ステファーヌ・オードラン ]
価格:3,285円(税込、送料別)













で、その「南極版」が、これ。
『南極料理人』

a0022024_1914424.jpg


極限状態と言っていい極地の閉塞空間で、
美味しいものが、人をいやす物語(コメディ)。

そこに変な人はいるが、悪人はいない。
一杯のラーメンに全力を注ぐ姿は、美しい。

人は、パンのみに生くるにあらず、
されど、美味きパン、これ人を癒すなり。




【送料無料】南極料理人 [ 堺雅人 ]

【送料無料】南極料理人 [ 堺雅人 ]
価格:3,591円(税込、送料別)


a0022024_17575784.jpg


邦楽の教養にかける私だ。
永く西洋音楽の世界に浸っているからかも。

歌舞伎はどこを見ればいいのかわからない。
役者か舞台か衣装か太夫か三味線か。

まあ、それはオペラも同じ。
「総合芸術は」鑑賞も忙しい。

そんなこんなで、せっかく大阪発祥なのに、
接する機会のなかった浄瑠璃。

先輩が、DVDを貸して下さった。
とにかく面白いから、と。

失礼ながら、嘘偽りなく面白かった。
太夫と三味線のバトルドキュメント。

緊張感に満ちたシーンの連続だった。
そうして、ひとつの「芸」になる。

そのほかにも学んだ。
浄瑠璃の上演には、様々なスタイルがある。

人形なしの「素浄瑠璃」。
演奏会形式のオペラに近い。

三味線だけの合奏。
10本並んだ太棹のユニゾンは大迫力。

西洋音楽では、ソロの優位が大きい。
伴奏は、裏方に徹する。

良くも悪くもそういうものだと思う。
が、浄瑠璃の世界は違った。

太夫を立てて控えめに演奏すれば、
それは死んでいる、と評される。

だからこその、せめぎ合い。
真剣勝負だ。

柔らかい、上品な大阪弁でなければ、
喧嘩になりそうな勢いでもある。

84歳の太夫に「兄さん」と傅き(かしずき)、
61歳の三味線は、「あの子」と呼ばれる。

60過ぎて、あの子はまだまだこれから、
こともなげに言われる、恐ろしい世界。

鶴澤氏は老練を評価しない。
ピークを過ぎた、と断ずる。

それでも、人間国宝に挑んだ。
鬼気迫る練習風景が印象的。

このDVDが発売される直前、
当の鶴澤清治も人間国宝になった。

器楽音楽としての三味線合奏には、
やはり、すぐになじめた。

しかし、浄瑠璃という古典芸能に、
ここまで惹かれるとは、年齢か。

84歳の太夫が言う。人形浄瑠璃は、
人形、浄瑠璃、三味線の三位一体。

この歳になり、興味の世界が広がった。
歳を取るのも悪くない、とまた思った。


【送料無料】闘う三味線 人間国宝に挑む ?鶴澤清治? [ 鶴澤清治 ]

【送料無料】闘う三味線 人間国宝に挑む ?鶴澤清治? [ 鶴澤清治 ]
価格:5,712円(税込、送料別)


a0022024_17404066.jpg


学生時代に見て感動した映画、『炎のランナー』。
ヴァンゲリスの音楽も好きで、サントラも買った。

ちなみに、衝動買いしたトートバッグは、
30cmLPも余裕で入る。

a0022024_17405562.jpg


で、映画の原題"Chariots of Fire"は、
ミッションスクールだったのですぐ理解した。

三菱自動車に「シャリオ」というのがあったが、
あれ。

馬にひかせる馬車。
ただし、戦に使う「戦車」だ。

機動力と攻撃力に優れ、
全世界で使われた兵器。

私たちは、旧約聖書の中から知った言葉。
そして、『炎のランナー』にも出てきた。

メダリストたちが、晩年、礼拝にあずかるシーンで、
『エルサレム』という「讃美歌」に出てくる。

私は、「讃美歌」とばかり思っていたが、
実は、全く違っていた。

かの、ミルトンの詩による曲だが、
国威発揚の曲として作曲されたようだ。

しかし、原詩の崇高な精神は、
あざとい目的を超え、歌い継がれている。

それを知ったのが、「プロムス」最終夜の演奏会。
いや、行ってはいない。DVDでのお話。

a0022024_1741175.jpg


BBCは、クラシック音楽を広めるため、
「プロムス」という演奏会を毎夏開催している。

その最終夜の演奏会は、いわば無礼講。
旗や幟や鳴りモノを持ち込み、楽しむ。

かの国の階級社会の一端も見えてくるが、
なにせ、にぎやかで楽しい。

とくに、聴衆のお目当ては後半にある。
みんなで大合唱できる曲目が用意されている。

決まって毎年3曲、同じ曲だ。

『希望と栄光の国』、『ルール・ブリタニア』、
そして、『ジェルサレム』。

『希望と栄光の国』は、
エルガーの行進曲『威風堂々』1番のコラール部に、
歌詞をつけたもの。

時の国王が、メロディーを気に入り、
歌詞をつけて歌いたいと仰せになって実現したとか。



『ルール・ブリタニア』は、アリアに続いて、
「ブリテンよ支配せよ」と勇ましい合唱が響く。



『ジェルサレム』は、イスラエルの首都だが、
キリスト教徒には「千年王国」という意味がある。

キリストの永遠の国、くらいの意味だ。
ヒトラーもナチの「千年帝国」に言及している。



いや、そういうウンチクはともかく、
羨ましい。とにかく羨ましい。

ホールに入り切れず、国中の公園に集まった人々が、
衛星中継に合わせて大合唱するのだ。

国を思い、自らのアイデンティティーを確認する、
みんなで歌える音楽がこんなにあるのだ。

しかも、イギリスの人々のバランス感覚は、
決して、偏狭なナショナリズムに走らない。

たとえば、オペラの盛んなイタリアとドイツが、
ファシズムに走ったのと好対照だと思う。

イギリスの人たちは、イギリス万歳と合唱しても、
排他的全体主義には走らなかった。

ビールとスコッチとこの点は、尊敬に値する。
おっと、フィッシュアンドチップスも。

今年は、ロンドンオリンピック。
成熟した大人のオリンピックを楽しもう。





プロムスの素晴らしさを教えてくれたTさん。
美しい5月にあなたが逝って、はや2年。

イギリス紳士を思わせるあなたに、
少しでも近付きたいと思っています。

まだ、頭部の一部しか到達できていませんが。
a0022024_17483282.jpg


私の母校で開かれた学会で発表なさった皇族から、
先輩が賜ったタバコには、菊の紋章が入っていた。

それも、1本1本の吸い口のところに、
金色の菊の紋章が。

タバコを吸わない私だが、
カッコイイと思った。

最近の皇族はお吸いにならないか、
その姿をお見せになることはまずないだろう。

遠く、私の学生時代の話だが、
止んごと無き方の最初のエピソード。

その後、今上天皇陛下が皇太子時代、
英国の博物館でお目にかかりお言葉を賜った。

妃殿下もご一緒だったが、
日本では考えられない経験だった。

阪神淡路大震災の直後には、
両陛下は、近所の体育館においでになった。

避難所となった体育館は、だだっ広く、
冬はとても寒いことを私は知っている。

さらに、先年の慰霊祭では、
私の職場の前で人々に手をお降りになった。

1月17日だから冬のさなか。
コートはお召だったが、いつまでも立っておられた。

去年の東日本大震災でもそうだったが、
そういう、「行幸の地」が、日本全国にあるだろう。

皇族、王族、に生まれた方々は、
一般市民の想像を絶するご苦労があると思う。

『英国王のスピーチ』もそんな映画。
しかし、だ。

ともすれば陰惨になりそうな史実が、
必要以上の暗さもなく、からりと描かれている。

上品なジョークとウィットに満ちたセリフは、
英国紳士かくあらん、と思わせる。

コリン・ファースを筆頭に英国出身者をそろえ、
豪州出身の役には豪州の役者を配している。

偶然かもしれないが、大英帝国の「空気感」は、
彼らにしてこそ可能だったような気もする。

役者と言えばこの映画、地味に大物ぞろいで、
他の映画でも知った顔ばかりだ。

『パイレーツオブカリビアン』のバルボッサ。
『チャーリーのチョコレート工場』のお母さん。

などが、主役級で登場し、
『ハリポタ』のワームテールは、チャーチルだ。

『ハリポタ』でいえば、
3作目からのダンブルドアも重要な役で出ている。

いや、もうよそう。
とにかく、おすすめの映画。
気になっていた映画のDVDを手に入れた。
『プリンセス・トヨトミ』。

a0022024_16493011.jpg


そうきたか、という気もするが、
結論を先に言うと、面白かった。

名古屋以東以北では大阪を気にもしないだろうが、
大阪は、東京(江戸)が何かと気にかかるようだ。

「大阪城落城残念会」や「徳川家康をののしる会」
というのがあって、愉快な活動を続けている。

あんとき真田の大将がちゃんと家康しばいてたら、
日本はこんなことにならんかった。

なんてことを、国が傾くたびに真顔で議論する。
参加はしていないが、私も共感するところが大きい。

あんとき、とは、言うまでもなく大坂夏の陣。
真田の大将は、真田幸村。

しばく、とは、まあ、その、なんだ、
懲らしめる、とか、いためつける、くらいの意味だ。

一つ間違えれば、アンチを超えて偏狭な身びいき、
身の程知らずの負け犬の遠吠えになりかねない。

なので、この映画も、少し心配だった。
心ある大阪人が、見て大丈夫か、と。

だって、原作者:万城目学がまた怪しいのだ。
大阪出身、京大法卒、東京在住。

大阪人が最も嫌うパターンと言っていい経歴。
なんで京大やねん、どこに住んでけつかんねん、と。

大阪人の劣等感を体現したようなヤツが作った映画、
と言えなくもないのである。

ネタバレ防止のために多くは語らないが、
猛虎軍団万歳映画でも豹柄オバチャン活劇でもない。

そういう意味では、安心してご覧いただける。
大阪弁がネイティヴ以外に難しいのはいつものことだが。


ちなみに、独立の実現性で言うと、
兵庫の方が先行しているので念のため。
a0022024_15584869.jpg


夏休みのDVD予定。

『第三帝国最後の日々』
現代ドイツが作ったナチ時代の映画。
舞台は、我が第二の故郷ケルン。

ドイツ人があの戦争をどうとらえているのか、
そこに興味があった。

実話に基づく、
レジスタンスとヒトラーユーゲントの兄弟の物語。


『4分間のピアニスト』
これもドイツ映画。
ドイツ語が懐かしいのも事実。

ケーブルテレビでちらっと見てはまった。
はりつめた緊張感がたまらない。

主役が「ピアニスト」というのも、
なんともツボ。


『ザ・ローマ 帝国の興亡』
ギボンの『ローマ帝国衰亡史』を読んだのが実は自慢。
そう、ローマ帝国が好き。

イギリスBBCが制作したTVシリーズらしい。
日本風に言うと「大河ドラマ」ということか。

ローマ帝国は、今なお世界を支配する、
大きな基準、価値観の一つだろう。

ローマ帝国時代の辺境の地、
イギリスが作ったというのも面白い。


『カティンの森』
「カティンの森(虐殺)事件」の映画。
この200年ばかり、ポーランドはついていない。
ちょうどショパンの時代あたりからだ。

2010年、ようやく事件がソ連時代の犯行と認めたロシアとの
70年ぶりの追悼式(ポーランド主宰)に向かう軍用機が墜落し、
大統領夫妻はじめ、国の重鎮96名が亡くなった。

再びポーランドの知識層、支配層を襲う悲劇。
ワイダ監督が、あの事件をどう映画化したのか興味がある。

ちなみに、ワイダ監督は、ロシア、ポーランド両国の
首相が参列したもう一つの追悼式典に出席している。

さらに、悲劇は続く。

直前のアイスランドの火山噴火で、EU圏内が飛行禁止となり、
大統領夫妻らの国葬にオバマ大統領など国賓が列席出来なかった。

今まで語りたくても語れなかった真実。
ドイツとソ連に挟まれたポーランドで起こった悲劇を
ポーランド人の監督が映画化した意味は大きいと思う。




少なくとも興行的には成功しそうにない、
ちょっと風変わりな映画ばかり選んでいる気もする。

いや、『トランスポーター』3本立ても計画中だけど。
a0022024_2244366.jpg

a0022024_17164423.jpg


世の中、何が悔しいって、やはり、
身の潔白を証明できないことではないか。

だから、あの軽快なマーチは、
『ゲバゲバ90分』のテーマだって。

キリンの雑酒で使われたからって、
私が、口ずさむわけないではないか。

という調子で、古いTVCMの音楽には、
異様といっていいくらい、強い。

『探偵!ナイトスクープ』も
一言声をかけてくれたらいいのに。

サングラスをかけてはにかむ女性より、
堂々と『パルナスの歌』をうたって見せた。





たとえば、味の素のTVCMソング。
『ゴダイゴ』の『赤いシャポー』はどうだ。

お。
ついてきたか、年齢詐称め。

でも、そこまでだろう。A.ウィリアムスの
『マイ・ファミリー、味の素』は知るまい。

あのCMが、『アンディ・ウィリアムズ・ショウ』
がブレイクして誕生したことなど知るまい。


D. ジャンセンの『逃亡者』、
V.モロウの『コンバット』、
『爆撃命令』(12 O'clock high )
『アンタッチャブル』、
『FBI』、( The F.B.I. )
『ハワイアン・アイ』(探偵もの)、
『宇宙家族ロビンソン』(SF)、
『ルート66』(探偵もの)、
『サンセット通り77』(探偵もの)、
『インベーダー』(SF)、
『わんぱくフリッパー』(動物もの)・・・。

名犬だって『ラッシー』だけじゃない。
『ロンドン』に『リンチンチン』。

『名犬ロンドン』の主題歌なんて、
今聴いても泣けてくる。

原曲を探したこともあったが、オリジナルは、
鉄道の擬音などに凝っていて泣けなかった。

哀愁のメロディーは同じでも、
あの歌声と歌詞でなきゃ泣けない。


「友を求め行く、旅は、果てなし、さすらい。」



いかん。
誰か止めてくれ。



三つ子の魂なんとやら、何の役にも立たないが、
これらのテーマソングが、頭に残っている。

ちなみに、もちろんすべて「白黒」番組。
「総天然色」なんて、もっとのちのお話。

しかも、あまりに古い海外ドラマだから、
今探しても、なかなかDVDがない。

となると、誰も私の潔白、は大げさか、
まあ、「正しさ」を証明してくれないのだ。

これは、寂しい。

と、見つけた、
『ゲバゲバ90分』のDVD。

今でも大笑いの連続に懐かしさもあって、
涙がチョチョギレるのだ。

ほら、あの雑酒の40年以上前に、
すでにテーマソングだったんだよ。

ああ。
誰も聞いてないか・・・。

努力不足でした・・・。 3月21日補足
a0022024_17222645.jpg

ドクター・ハウス』シーズン3のDVDが出た。
今回から同じ6枚組でもコンパクトに。

これで十分。
というか、最初からこうしてほしかった。

ところで、今回のボックスにも"UNIVERSAL"のロゴ。
ということは、だ。

この世界に詳しくないので、失笑覚悟だが、
『ユニヴァーサルスタジオ』の関連会社か。

ということは、だ、だ。
『USJ』のアトラクションにならないだろうか。

「生研」をしてみよう、とか
「腰椎穿刺」体験アトラクションとか。

まちがいなくホラー系アトラクションだが、
子供に媚を売るだけがテーマパークではない。

もちろん、クルーは、白衣かナース服着用だ。
あ。趣旨が怪しくなるか。

医者の仕事ってすごい、ボクも医者になる、
なんて子供に夢を持たせることができるといいな。

いずれにせよ、『USJ』なら何かしてくれそう。
と、ひそかに期待している。ナース服も。(こらこら)