絶妙のタイミングでケーブルTVの深夜映画が始まった。
ネットが舞台らしいな、ネットを使っての「監視」の恐怖か。

優秀な若者の前途洋洋たる明るい未来が、徐々に翳りを見せる。
怖いぞ。

○ル・ゲイ○を思わせる、この社長、誰だっけ。
あ。『ショーシャンクの空に』の会計士、『デッドマン・ウォーキング』の監督。

そう、ティム・ロビンス。かれにはネアカは似合わない。
怖いぞ。

誰が信じられるのか、誰も信じられない、と追い詰められる手法は、凄い。
怖いぞ。

巧妙に仕掛けられた伏線にまんまとはまってしまう。
やられた。

最近、とんとロードショウを見ていないが、
ケーブルは、無料の映画チャンネルでもなかなか楽しめる。

結局、最後まで見てしまった。
睡眠不足が続いているのに。
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ずいぶん昔にテレビで見て、気に入ってVHSを3本買った。
そのまま忘れていた。

ふとしたきっかけで、再び見る機会があった。
時間の都合で一部をチラッと見ただけだったが、よみがえった。

この10年ほどの間、ちょっと、忙しすぎたかもしれない。
調べるとDVDがまだ何とか手に入りそう。

で、即決。
少し時間がかかったけど、入手。うれしい。

見る機会はまだ先になるかもしれないが、老後に見たって良いと思っている。
これは、持っておきたかった。名作だと思う。
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DVD『ダ・ヴィンチ コード』コンプリートボックスのオマケ。
映画の中で使われた、ダ・ヴィンチが設計したというシークレットボックスのレプリカ。

博覧強記的雑学愛好家としては、このDVDボックスはボーナスディスクで決めた。
オマケもレプリカというほど精巧でもないが、ズシリと重くて、いい感じ。

ふと気になって、ネットで調べると、あるある。
最高額は7万円超のまさにレプリカが販売される予定らしい。

で、映画。
原作を読んでいないと老いて枯れるな、じゃない、置いてかれるな。

エンディングは、原作のほうがいい。
でも当初、どうかと思った出演者はなかなかはまっていた。

イアン・マッケランはやはり味がある。
灰色or白のガンダルフがはまり役だと思っていたが、ダークなのもいい。

また、『ロック・ユー』『マスター・アンド・コマンダー』のポール・ベタニーが、
鬼気とした演技でド迫力。にしても、よく脱がされる俳優だけど。

174分のエクステンデッド版もあっという間。
もう一度見直して、読み直して、ああ忙しい。


More にクリプテックスの画像をもう少し。

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〇『バティニョールおじさん』
重いテーマをサラッとコミカルに扱わせたらジェラール・ジュニョーはピカイチ。
列車のコンパートメントでのいくつかのシーンが印象的。

それにしても信仰とか信条とかいったものの排他性と胡散臭さには辟易。
特に自分を真面目だと思っている人は自分が他者に寛容かじっくり自省するといい。

〇『ヒトラー』~最期の12日~
独裁者の最期を見届けた秘書の著書が原作の珍しいドキュメント系作品。
『シンドラーのリスト』や『戦場のピアニスト』とともに見るといい。

〇『スチームボーイ』
スケールが大きいジャパニメーション。『アキラ』の流儀で展開が速い。
それはないだろうという場面もなんか納得させられる。

〇『大いなる休暇』
現代直訳だと『大いなる誘惑』だろうか。近頃珍しいドタバタ人情喜劇。
はるか遠く、フランス語圏カナダの離島の話なのに普遍性もある。

説明不足で謎の多いキャラが一人だけいるが、もう1度見たら理解できるだろうか。
でも無条件でおすすめ。私の今年のDVDトップ3に入るだろう。
いまさらなんだが、2004年のアメリカ映画。
いわゆる『アーサー王物語』が子供の頃から好きで、色んな映画も見てきた。

『エクスカリバー』『王さまの剣』などアーサーと円卓の騎士たちが中心のものや、
『トゥルー・ナイト』のような悲恋、メロドラマ仕立てまで、本当にいろいろある。

これは、それらのどれともちがう。出演者が、『ホーンブロワー』や『パイレーツ・オブ・カリビアン』など海洋もので好評だった俳優というのは、偶然か。

ネットで批評を見ると、賛否両論大きく割れていたが、私は、楽しめた。
で、思い出したのが、もうひとつの「アーサー王」。

リック・ウエイクマンのロック組曲だ。無論LP。
懐かしかったので探すと、珍しいCDがヒットした。

2000年に出た、バンダ・シンフォニカーというブラジルのオーケストラ版だ。
気になって仕方がないので、早速注文。

驚いた。
原作に物凄く忠実なフルオーケストラヴァージョン。

リック・ウエイクマンは、わが青春の1ページといっていい。
シンフォニックなロック組曲が多く、かなりはまっていた。

『ヘンリー8世と6人の妻たち』や『地底探検』
嗚呼、涙が出るほど懐かしい。

彼は、「イエス」のキーボードプレイヤーとしても活躍したが、
クラシックとロックの両方に興味があった私の憧れだった。

まだ人生を振り返る余裕もないので、LPに針を落とすのは自粛している。
が、揺らぐんだ、こういう懐かしい音楽にうっかり出くわすと。

一度LPを聴きはじめると、あれもこれもと聴き続け、
しばらく使い物にならない困り者の私なのだ。
昨夜、『コーラス』のDisk-2 を見ていたら、久石譲とジャック・ペランの対談があった。
それまで、まったく忘れていたが、ペランは『ロシュフォールの恋人たち』にも出ていた。

原題は、”Les Demoiselle de Rochefort”。ペランは、気のいい若者だが、
見事な金髪でナチの軍服のほうが似合いそうな、海軍に徴兵された画学生の役。

いや、だって、あの赤いボンボリのついたフランス海軍の制帽は、あまりにもかわいい。
やや角張ったペランの美しい顔には、似合いすぎるというか・・・。

そういえば、『コーラス』で指揮者の役を演じたときも、誰に似ているかって、
H.von カラヤンに似ていると思った。ということは、ペピノはカラヤン顔か。

『ロシュフォール』のカトリーヌ・ドヌーヴはキレイだ。歌は吹き替えらしいが。
音楽が主役でも辛い作品、『ダンサー・イン・ザ・ダーク』にも美しいまま出ている。

実は、ミュージカル映画というのではなく、音楽が主役の映画が好きかも知れない。
『スウィングガールズ』や『陽のあたる教室』や『アマデウス』『砂の器』など。

思えば、私も丸くなったもので、いや、体型ではなく、たとえば若い頃は、
『砂の器』には感動したが、どうしても指揮者の演技が納得いかなかったものだ。

それが今では、少々臭い、噴飯モノの演技でもストーリーにのめりこむことができる。
というか、名優であろうと音楽家を演じるのは、大変なことなのだと思うようになった。

『アンナ・マグダレーナ・バッハの年代記』という感動的な大バッハの伝記映画があるが、
バッハを演じているのは、世界的チェンバロ奏者にして指揮者、グスタフ・レオンハルトだ。

で、眠ろうとしたらBS2の「ミッドナイトシアター」でなんと『カルテット』が始まろうとしていた。たった今、ペランとの対談で話題になった、久石譲の初監督作品。

それはなかろう、というシーンを連発しつつも、ロマンとファンタジーの琴線に触れ、
やはり音楽っていいな、若いってちょっと羨ましいなと思える青春音楽映画だった。

映画の終盤、藤村俊二がLPに針を置くシーンがあるが、使われたプレーヤーが、
私のと同じDENON だったのは驚いた。ん。「LPレコード」で通じるのだろうか。

そんなこんなで、すっかり眼が覚めてしまい、とりとめもなく考えて夜更かしした。
ただ、今、昨夜の思索を思い出そうとしてもろくに思い出せない。嗚呼、プチ・アルツ。

『アマデウス』のサリエリではないが、楽器を習っているころは、才能のなさに絶望もしたが、音楽を楽しみ、感動できる感性を与えられたことは、素直に喜びたい。
映画館に行く機会も、落ち着いてDVDを見る機会もなかなかないので、
いまさら、というタイミングでの記事をお許しいただきたい。

私は、美味しいものと美しいものは人を幸福にすると信じている。
美しいもののひとつには、音楽がある。

モーツァルトを聴かされたホルシュタインがたくさんミルクを出すかどうかはともかく、
人の心を沈静,あるいは高揚させる音楽があるのは確か。「音楽療法」は確立されている。

一方で、オペラの盛んな国とファシズムに走った国の合致は、不気味。
合唱も然り。大勢でひとつの歌を歌う魅力は魔力に通じるかもしれない。

私は、音楽のある家に生まれ育ち、鍵盤楽器と声楽を学び、音楽美学を専攻してきた。
だから、今では音楽と縁遠い生活をしているが、この映画が実話だとしても驚かない。

(ついでに予防線を張っておくが、飲み屋にピアノがあったくらいでは弾かない。
いや、正確には、弾けない。ジーコジャパンのドイツでの活躍の方が気になる。)

むしろ、音楽が癒しきれなかった一人の不良少年の存在が刺となって胸に残る。
もうひとつだけネタバレ寸止め。ペピノは21世紀のマルセリーノ(『汚れなき悪戯』)だ。

おすすめ。
以前記事にした『サムライ 7』。
黒澤明の『七人の侍』のリメイク。

「アニマックス」で10月4日(火曜)21:30から放送が始まるようだ。
ケーブルやCSがご覧になれる方は、お勧め。

子供の頃のアニメというとどちらかというとPTAからは目の敵にされていた感があるが、
アニマックスのサイトへ行くと驚く。膨大なアニメ作品がそこにある。

いまや日本の優良輸出品とまで言われる。そこまで褒めるのもどうか、
という作品も多いが「子供だまし」ばかりでなくなったのは確か。

アニメやCGも映像表現のひとつの技法として受け入れたい。
『サムライ7』も3DCGとアニメが融合した画像。

実写だと「臭い」、たとえば、達人の白刃がキラリ、間があって、数人がバタリバタリ、
といった表現もアニメのほうが、徹底できるし、見ていて純粋に楽しめる気がする。

物心ついたときからカラーアニメが日常にあった世代でよかったと思う。
まあ、大の大人が、という気持ちもどこかで疼いてはいるのだが。
『スターウォーズ』シリーズの最終作がちょっとしたブームで、
TVでも前作が続々放映されているが、思い出すのが、彼。

リーアム・ニーソン、1952年アイルランド生まれの俳優。
『マイケル・コリンズ』で魅せられてしまった。

実在したアイルランド独立の闘士の物語だが、彼のはまり役だと思う。はまり役過ぎて、
演技派とも思えない194cmの巨漢に次の役は来るのか心配になったほど。

勿論杞憂だった。『シンドラーのリスト』『K-19』挙句の果てに『スターウォーズ・エピソード1』。ロン毛のオールバックでジェダイの騎士を演じたのには、ぶっ飛んだ。

そういえば、『エピソード1』には、『レオン』のマチルダ、ナタリー・ポートマンがお姫様役で出ていたし、『マイケル・コリンズ』には、ジュリア・ロバーツもアラン・リックマンも出ていた。

ジュリア・ロバーツといえば、『ノッティングヒルの恋人』をとりあげたが、当たり役は、
『エリン・ブロコビッチ』ではないかと思っている。

アラン・リックマンといえば、ケビンコスナーの『ロビンフッド』でノッティンガムの悪代官を演じたり、『ダイハード』でテロリストの首領だったりの悪役のイメージが強い。

それが、『ハリーポッター』シリーズでも「スネイプ先生」というはまり役を得たのは、喜ばしい。そして意外にも『ラブ・アクチュアリー』で、ヒュー・グラントと共演。また振り出しか。

私の場合、映画の話題は、ついとりとめもなく枝葉が複雑に別れてゆく傾向にあるが、
思い出すのは、mimimarutaro さまの「ベーコンナンバー」。

私のような人間嫌いでも「友だちの友達は皆友だち」と思えてしまうから不思議。
まあ、酒飲みに関しては、無条件にそういえる自信があるが。
ヒュー・グラント。『ウエールズの山』以来なんとなく気になっている俳優だが、
「ラヴコメ」系の映画が多いので、見る機会は多くはなかった。

『ウエールズの山』は、原題を”The Englishman who went up a hill but came down a mountain”といい、直訳すると「丘に登って山を降りたイングランド人」とでもなるだろうか、日本人には、理解しにくいイングランドとウエールズの関係、彼らが「山」に寄せる思いなどを、ヒュー・グラントは、飄々と演じ、爽やかな感動を呼んだ。

次に見たのは、つい先日の深夜映画で『ノッティングヒルの恋人』(原題:Notting Hill)。
深夜に何度も声を上げて笑ってしまった。まあ、これも「ラヴコメ」ではあるが、おかしくて切なくて、またおかしい。一言で言うと、いい仲間が居てよかった、といったところか。ただ、なんだかブチ切れ的にカットしてあったのでDVDを探した。

おどろいた。1枚¥995 。ほかにも、『9ヶ月』も『フォー・ウェディング』も¥995 。
これでは、ヒュー・グラントの大安売りではないか。映画を見に行くとしたら、「学割」でも「シルバー」でもない私としては、株主優待券くらいしか味方は居ないのだが、¥995といえば、3人集まれば一人¥1000という高校生よりも安い。

いや、確かに、ハンサムだけれど、ちょっと眼尻が垂れていて、2.5枚目な感じのする俳優だが、頼りなげで母性本能をくすぐりつつ、ドジだけど憎めない的な演技は抜群だし、なによりも爽やかな好青年ではないか。って、いあや、なんだか、彼自身が安売りされているような錯覚に陥ってかわいそうになってしまう。

で、結局、安売りでもなかった『アバウト・ア・ボーイ』も買ってしまったので、「思う壺」だったのかもしれないが、標準で¥1565でも、映画館の苦手な私は、安いと思う。こうして、いつになるともわからない私の上映予定リストにまた1作品くわわった。