小阪シェフの料理教室 / コープこうべ
有名シェフの特別講座が、よくある。
芦屋のラッフィナートの小阪シェフも、
年に二回、特別講座に登場する。
たいがいは、スケジュール発表当日に、
午前も午後も「満席」になる。
二回目の参加になる今回も、
前回同様キャンセル待ちで滑り込んだ。
マイクキングナイフ持参で張り切って参加。
あの、ニンジンのスプーマが教えてもらえるし。
☆甘いニンジンのスプーマ
★春野菜とからすみのオレキエッレ
☆かぼちゃのプディーノ
シェフ自ら「伝家の宝刀」という自信作は、
とんでもない手間がかかっていると知らされた。
開店当時からの大好物で、
私的に今回の講座の一番の目玉料理だった。
が、「コンソメ」で挫折することになった。
教室では用意されていたが、あれは、無理。
14リットルのコンソメに4kgの肉を使い、
二日がかりの仕込みだという。
さらに、固まり具合のコントロールも大変で、
集中するランチタイムは、まさに戦場だそうだ。
説明を聞くだけで、気が遠くなる。
素人の手に負えるものではない。
それでも気を取り直して、
パスタとドルチェにも挑戦。
参加者の調理が始まると、教室も戦場と化す。
画像はほとんどない。
主に私がかかわったパスタは、
パスタも野菜も思い切って火を通す、という指示。
なんとか完成。
6等分すべきところを5人分に分けてしまったが。
ニンジンのムースもカボチャプリンのキャラメルも、
皆さん大変な作業だったと思う。
それでも、ちゃんと完成した。
うれしいぞ。
ほら、ちゃんとさまになってる。しかも、だ。
用意された食材のおかげもあって、美味かった。
こちらは、見本にして目標の画像だが、
6番テーブル、頑張ったと思う。
6人分のパスタを5人で食べたせいもあってか、
満腹で幸福だった。
春野菜とカラスミのオレキエッレで、
グリンアスパラと格闘中の私。
野菜の旨みを逃さないため、カットは、
茹であがってから、このひと手間が美味さの秘訣。
食感を残すと青臭さも残るので、
野菜の旨味、甘みはしっかり火を通して出す。
いくらなんでも火を通しすぎではないかと思ったが、
野菜の甘みが、しっかり出ておいしかった。
ニンニクと鷹の爪を炒めるとき、
野菜の茹で汁で焦げ加減を調節するコツも学んだ。
ほぼ、おろしたカラスミの塩分だけで、
パスタの塩加減はばっちりだった。
というくらい、
野菜もパスタもしっかりの塩分で茹で上げた。
カラスミを見つけたらやってみよう。
先にアンチョビで試そうかな。
今回、カボチャのプリンは、見学に徹したが、
チャレンジしたいと思っている。
そして、いつの日か、あのコンソメにも。
中年は、野望を抱く。