ケーキ屋さんの街

何を隠そう私の住む街には有名ケーキ店が目白押しである。全国誌の特集によく出てくる店もなにげに通えるし、顔なじみのパティシェも居る。普通、中年男性にはあまり関係ないことだが西欧生活の長かった私には重要だ。そう、ご存知の方も多いと思うがあっちのオヤヂは実にうれしそうに菓子を食う。留学して身についたのはワインと美食だけかもしれない。まあ、それはそれでよし。

エライ!と思うのはどれだけ有名になっても味が落ちる店がないこと。生菓子は本店にしか置かない、とかの営業努力っつうかブランド化獲得に頑張っておられる。街でフツーに買ってくる菓子が美味いのだからフレンチやイタリアンのシェフ、パティシェたちの苦労もいかばかりぞや。ただ、どさくさにまぎれて行政まで便乗して「洋菓子の街」で売るのはどうかとおもう。

ほかにも問題がないわけではない。週末などは他府県ナンバーの車が殺到するのだ。数人も入れば客で一杯になる店が交通整理に数人を動員していたりする。郊外の山の手に慣れていないクルマがそこかしこで行き止まりに突っ込んでいたりする。今朝も他府県ナンバーに道を問われた。やれやれ。

あ、生活習慣病の心配もするべきか。が、質素粗食で長生きするのは趣味じゃない。健康維持のためにかろうじて毎年ドックには入っているが、それとてより長く知性を磨き人生を楽しみたいから。いささか不純な動機かもしれない。
by hirorin330 | 2004-10-23 14:11 | スイーツ