復旧作業

先週の落雷の後片付けに飲み会をひとつパスしてようやくとりかかった。まず屋根に上って残った針金類を片付け始めたが怖くてすぐやめた。我が家は丘陵地帯にあるのでそもそも玄関まで17段ある。その二階家の屋根となるとちょっと命がけである。針金の後片付けで死にたくはない。

で、消防隊がベランダに下ろしてくれて1週間放置してあったアンテナの処分を始めた。主柱以外はアルミなので軽く折りやすくポキポキ快調に処分し始めた。メインのアンテナの主部にあたる太いパイプを手にして愕然とした。熔けて千切れている。道真公は、ここに落ちたのだ。左遷されて悶死して雷になってウダウダ言うようなヤツに合格祈願なんかしたことないが、落ちてみると怨みの大きさを思う。迷惑なヤツだ。

昔、フォークランド紛争というのがあってアルゼンチンとイギリスが小さな島の領有をめぐって戦争をした。第二次大戦後最大級の軍事衝突、しかも最新兵器の激突とあって世界が注視したなかで、アルゼンチン空軍のフランス製ミサイル(確か、『エグゾセ』とかいった。)が、イギリスの軍艦『シェフィールド』に命中、炎上したのを思い出す。

中学時代、英語研修でひと夏を過ごしたイギリスの町の名前が軍艦についていたので懐かしく覚えていたのだが、軍事評論家いわく最新鋭艦は軽量化のためにアルミを多用するから弱い、とか。四半世紀を経て身をもって体験した。アルミは燃える。

で、アンダーな気分を払拭すべく美食に走る。困ったときの『ラッフィナート』♪自宅で目覚めて30分で目の前にシャンパンとオードブルが運ばれてくる幸福は譲れない。

☆フォアグラのテリーヌ、豊水(梨)添え
☆マグロとホタテとアボカドのタルタル
☆ホタテのオープン焼き
☆秋刀魚のペペロンチーノ
☆鴨ロースの自家製タリアテッレ
☆イトヨリのポアレ、丹波黒豆大豆のクリームソース
☆キウィのソルベとグレープフルーツのジュレ
☆クレームブリュレとキャラメルジェラート、マロングラッセ添え
☆エスプレッソ(ダブル)

グラニテにしてもブラッドオレンジ、グレープフルーツ、そして今回のキウィと来るたびに工夫してくれるのがうれしい。ブラッドオレンジが一番美味なんだけど(笑)

ただ、今回はほぼ満席でランチ全テーブル2回転という混みようで、シェフは恐縮していたけれど気兼で早めに切り上げた。芦屋のオバサマがたもずいぶん遅いランチを召し上がるようになったものだ。
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by hirorin330 | 2004-10-28 15:41 | 日常