夏の『デリッッツィエフォリエ』(Deliziefollie) / 阪急・芦屋川
いよいよ夏本番な先日、ようやく再訪がかなった。
パンナコッタとパイナップルとなんたらチョコレート。
色彩的には、3種のベリーのなんとかを選ぶべきだったか。
「なんたら」とか「なんとか」ばかりで申し訳ない。
なにせ、種類が多く、おまけになじみのないイタリア語。
いや、実際は、当方のおつむの問題だろう。
とほほ。
にしても、だ。
イタリア人は美味いものを知っている。
イタリアというとヨーロッパでは南国。
ドイツのゲーテがうたった「君知るや南の国」だ。
つまり、暑い。
たぶん日本と変わらないくらい、暑い。
そんなイタリアの夏に美味いのは、
やはりアイスクリームではなく、ジェラートだろう。
アイスクリームより乳脂肪が抑えられているから、
甘く冷たいのに、後味がさわやか。
いや、店のメニューには、確かに「水」もある。
しかし、控えめな300cc。
きれいな氷を入れたグラスとともに供されるが、
300ccが半分以上残った。
乳脂肪分が少ないとフルーツともよく合う。
今回もパイナップルやマンゴーが無茶苦茶美味かった。
日本では、ジェラートは、その乳脂肪分の少なさで、
アイスクリームと区別される。
アイスクリームより「安価」な位置付け。
そんなもんじゃないから。
この国では、夏が暑くなるとアイスクリームより氷菓が売れる。
我家でもハーゲンダッツよりガリガリ君が幅を利かすようになる。
しかし、ジェラートはちがう。
熱帯的な真夏にも是非とも楽しみたいと思う。
なんとしても早々に次の機会を作ろう。
そして、すべてのジェラートを制覇しよう。
大いなる野望を抱く、私だ。