プティ・ガトー・アソルティ・フランセ /アンリ・シャルパンティエ

行ったことがばれて、手ぶらと言うのが一番よくない。
ということで、手土産を買って帰って、自己申告した。

アンリ、美味しかったよ、と。
非難の嵐。

が、予想通り、家人どもの非難はこれで収まった。
プティ・ガトー・アソルティ・フランセ。

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舌、噛みそう。

トラディショナルなフレンチのコースで、
一番最後に出される「プティ・フール」みたい。

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とにかく、小さくて、可憐。
だが実は、心配もした。

たとえば、フィナンシェやマドレーヌは、
サイズがもう少し大きいものでほぼ統一されている。

おなじみの貝やインゴットの「型」のように、
適正なサイズがあると思うのだ。

それは、一番うまく焼き上がるように工夫され、
長い歴史の中で完成されたサイズではないだろうか。

なんて、素人の私が言うのもなんだが、
全くの杞憂だった。

フィナンシェ、マドレーヌ、ショコラ・ド・ナンシー、
ピスターシュ、フランボワーズ、エスプレッソ、
パン・デビス、キャラメル・プール・サレ。

8種類どれも個性が際立ち、
どれもこれも、そうとう美味い。

誰がどれを食べるかは、にぎやかに楽しんだが、
あっという間に消費しつくされた。

まさに、瞬殺。

家人どもが言うに、足らん。

ふっ。

繊細なフレンチには、まだ連れてゆけないな。
ある意味、ちょっと安堵した私だった。
by hirorin330 | 2012-02-26 16:57 | スイーツ