Et tu, Perrier ! / ペリエよ、お前もか!
塊の牛肉とか買いに。
と、500㏄のペリエがずいぶん安かった。
速攻、カートに積んだ。
ら、軽かった。
ペリエ、お前もか。
なんと、ボトルが、ペットボトルに。
なんてこった。
少々割高感があっても、
ガラス瓶だからこそ価値があったのに。
私は「エコ」な人間ではないが、
ガラス瓶の再利用を支持したい。
そこかしこの街角のテーブルで、
ちょっとしたパニックが起こる。
残り少なくなったボトルが風に倒され、
くつろいだ人々の衣服をぬらすだろう。
賭けてもいい。
ガラス瓶では考えにくいことだけど。
このボトル形状は、安定感に欠ける。
しかも、決定的に軽い。
ちょっとした風が一吹きするだけで、
軽いボトルは、転がるだろう。
フランスの伝統、歴史、文化がまた一つ、
合理主義の名のもとに消えていった気がする。
とかなんとかいいながら、結局、
6×4=24本パックを2パック買った。
いや、財布の中身が軽い私には、
ボトルも価格も軽い方がふさわしいのだよ。