昭和の演奏会
いや、母の遺品整理。
もう亡くなって11年だというのに、
あとからあとから色々出てくる。
今回は、ハンドバッグシリーズ。
見覚えのあるのやないのや10個ほど。
メモや手帳も出てくるし、
運が良ければ、コインやたまに紙幣も。
が、仰天するようなものも出てくる。
たとえば、コンサートのチケット。
朝比奈隆が振ったハンブルグ北ドイツ放送交響楽団。
北ドイツ放送(NDR)は、ハノーファーにもオケを持つ。
さすが、ドイツの放送局。
複数のオケや合唱団を持っている。
ハンブルグは、ブラームスの生地でもあるので、
ハンブルグのオケは、ブラームスが得意だったと思う。
カール・ベームやオットー・クレンペラー、
古くは、W.フルトベングラーも客演している。
で、1987年4月には、日本に来て、
朝比奈隆が指揮をしたようだ。
ふうん。
こんな演奏会に行ったんだ。
何となく、感慨深い。
と、今度は演目が気になる。
エライ時代になったものだ。
ネットですぐに分かった。
・ワーグナー/楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」
~第1幕への前奏曲
・ブルックナー/交響曲第4番「ロマンティック」
おやおや、なるほど。
これは、まるっきり父の趣味だ。
中之島のフェスティバルホールか。
1987年と言えば、昭和62年。
昭和の演奏会前後は、何を食べたんだろう。
不肖の息子は、食い気の方に興味があったりして。