西宮車庫
夏の特別企画。
今年のテーマは、
『もっとあなたに鉄分を』
ちなみに去年のテーマは、
『フル編成の500系を走らせる』だった。
いや、私は、「鉄ちゃん」ではない、たぶん。
本当の「鉄ちゃん」に申し訳ない。
普通、「鉄ちゃん」は、成長に合わせて、
鉄分濃度が濃くなっていく。はず。
子供っぽい興味を持ったまま成人した、
私の場合、そんな感じ。
で、「もっとあなたに鉄分を」だが、
地元、日常の鉄道にスポットを当ててみた。
ずばり、阪急電車だ。
無茶苦茶ローカル。
生まれたときから阪急沿線に暮らしていたし、
小学校時代の塾通いから、阪急に乗っていた。
当時、西宮北口駅は、神戸本線と今津線が、
直角に平面交差していた。
今では、今津-宝塚間は、分断され、
西宮北口で乗り換えが必要になっている。
安全上、必要なことだと思うが、
あの平面交差には、胸が躍ったものだ。
さらに、そのすぐ北東には、車庫がある。
分岐がいくつもある、広大な車庫だ。
俯瞰しても複雑だが、電車から見ると尚更。
よく分岐間違いがないものだ、と感心する。
いや、まあ、その程度の知識。
「本家鉄ちゃん」に叱られそう。
さて、ここで、問題。
この画像の矛盾点は。
タイトル「西宮車庫」
正解は・・・
右から3編成は、6300系と2800系、
つまり、京都本線の電車。
西宮車庫には、まず、やってこない、
はず。
震災の時には、廃棄待ちの京都本線の電車が、
一時、応援に駆けつけてくれたと聞いているが。
ちなみに、懐かしの2800系の次は、
8000系×2、9000系×2、8000系と続く。
現在の神戸本線の主力たちだ。
毎日のように見たり、乗ったり。
個人的な好みで言うと、だが、
最新の9000系より8000系の「顔」が好き。
クールだと思う。
9000系は、「顔」が日本人離れしている。
だが、9000系は車内設備がゴージャス。
まず、車両貫通ドアが自動になった。
車内の案内表示はフルカラーLEDだし、
座席のモケットは、アンゴラモヘア。
もっとも、シートのアンゴラモへアは、
50年以上前から採用されているらしい。
ドア脇の「つかみ棒」が、変更されたのは、
いささか違和感を感じるが。
しかし、無駄に集めたものだ、
と言われそうだが、カラクリは、こう。
各車1編成しかないところを
分割して並べただけ。
でも、なんだか、うれしくなる。
「アイアン」だろう?
ところで、だ。
少しは興味を持ってもらえただろうか。
その、まあ、なんだ、「鉄分」に。