コンコルドにみた未来

コンコルドにみた未来_a0022024_1916690.jpg


コンビニで清涼飲料を買った。
コンコルドがついていたから。

コンコルドは、私の「未来」だった。
SFが現実になった乗り物だった。

だって、ほら、『サンダーバード』にでた、
原子力旅客機『ファイアーフラッシュ号』。

コンコルドにみた未来_a0022024_19172187.jpg


似てないか。
でも、未来だ。

コンコルドにみた未来_a0022024_1920040.jpg


確かにコンコルドの後ろ姿は、
むしろ、バルカンに似ている。

コンコルドにみた未来_a0022024_19182163.jpg


ファイアーフラッシュ号の特徴的なカナード翼は、
最新鋭の戦闘機の雄姿に通じるし。

コンコルドにみた未来_a0022024_19185841.jpg


いずれにしても、コンコルドは、未来だ。
いや、未来だった。

悲劇的な墜落事故があって、
ついには、先年、退役した。

人類は、進歩と未来を放棄したのか、
そんな重い気持ちになったものだ。

サンダーバードの時代は、
原子力に明るい未来を託していた。

コンコルドの場合は、
超音速と引き換えにしたものが大きかった。

ロンドンからニューヨークへ、
そしてニューヨークからパリへ。

大西洋をコンコルドで横断するのが夢だった。
果たせないまま、コンコルドは舞台を降りた。

初めて飲む飲み物で、もう名前も忘れたが、
小さなコンコルドに見果てぬ夢を思い出した。

まあ、懲りもせず食玩に手を出している、
言い訳に聞こえるかもしれないが。
by hirorin330 | 2012-10-21 19:21 | 趣味