皿蕎麦スタンプラリー / 兵庫県豊岡市・出石
兵庫県北部の小さな城下町、出石は、
蕎麦を小皿で供する、皿蕎麦で有名。
いままでも、何軒か廻ってきて、
贔屓の店ができつつあった。
が、40軒ちかくも店があるのに、
早々に贔屓の店というのは、残念。
で、この連休、好天に恵まれ、遠征。
と、どうだ。
こういうと失礼だが、
広くもない出石の街が、渋滞している。
なんとか滑り込んだ『山下』も、
十数人待ち。
当初、街の中心の駐車場に停めて、
徒歩でめぐるつもりだったのだが。
開き直って、クルマのフットワークで、
個別に攻めることにした。
『山下』でもらった案内図をたよりに、
カーナヴィにも手伝わせて、各個撃破。
中心を外れると、比較的にせよ、
待ち時間も読みやすい。
二軒目は、『そば藤』。
三軒目は、『茂兵衛』。
実は、『茂兵衛』は、一度振られていた。
売り切れだったのだ。
が、これから新たに打つと聞いて、
その時間に合わせて、再挑戦した。
『山下』
今までの皿蕎麦の認識を変える、関東風。
ツユも濃い目で、やや醤油が勝っている。
『そば藤』
見ての通り黒く、太めの蕎麦。
ツユは、やや甘め。
『茂兵衛』
打ちたての白い細麺は、香りが際立つ。
ツユは、甘すぎず、濃すぎず。
ヴィジュアル的にも、三者三様、
もちろん、味もまたしかり。
実に個性の際立った3軒だった。
再訪の楽しみが増える。
「公式ガイド」をみると、
挽き方やツユの味の案内もある。
しかも、スタンプラリー。
収集癖のある蕎麦好きにはたまらない。
1人前、5皿が基本だが、
始めに10皿、20皿と注文する人も居る。
一軒で多く食べて「横綱」を目指すもよし、
出石全店制覇を目指すのもまた、よし。
神戸観光のついでには、やや遠いが、
一度は訪れる価値があると思う。
ちなみに、
京阪神方面からのバスツアーもある。
ごちそうさまでした。
ああ、美味しかった。