エレタット エル パドルエル / カヴァ

仮に湯水のごとく金が使える身分でも、
多分、カヴァは好き。

決して、プアマンズ・シャンパーニュ、
などではない。

とはいえ、シャンパーニュと同じ製法、
とか聞くと、うれしくはなるのだが。

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で、エレタット エル パドエル。
初めて飲んだカヴァ。

それこそ、シャンパーニュに負けない、
豊かな果実味とほどよい熟成感。

驚いたなあ。
まだまだ、いいカヴァが出てくる。

ところで、もう一つ驚いたこと。
ミュズレ(王冠)だ。

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風車にチューリップ娘。
そう、オランダの風物。

オランダ、というか、ベネルクス地域は、
もとは神聖ローマ帝国の一部。

いろいろあって、15世紀になり、
スペイン・ハプスブルグ家の領地となる。

宗主国となったスペインは、
過酷な重税を課した。

で、80年戦争とも言われる、
独立運動がおこる。

最終的には、ドイツ30年戦争ともリンクし、
カトリックと新教の宗教戦争でもあった。

ただし、ベネルクスは、
宗教的に一枚岩でなかった。

南部(ベルギー・ルクセンブルク)はカトリックが多く、
共通の敵スペインに対しても対応が割れた。

北ネーデルラントの中心がホランド州で、
現在の日本語のオランダの語源となった。

そして、1648年のヴェストファリア条約で、
オランダは、スペインからの独立が認められた。

サッカーの国際試合でも両国民は燃えるし、
まあ、仇敵と言えなくない間柄ではある。

スペインのカヴァにオランダのデザイン。
つい深読みしてしまいそうだ。

政治的にはともかく、歴史的に興味深い。
否、美味い酒、という事実だけで十分だな。

追加発注決定。