玩具箱の遺伝子

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昔、祖父の遺品を整理したとき、
ガラクタは私のものとなった。

この小さな茶釜もそのひとつ。
何に使うものかもわからない。
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蓋も開くが、他の部品は、もうない。
大きさは、数センチのもの。
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表面の素材感が、
スケールを感じさせる。

ワニやダチョウは、バッグならまだしも、
小銭入れには向かないだろうな、とか。

今朝、某大型玩具店のカタログが、
ひっそりとポスティングされていた。
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子供の頃から、玩具店よりは、
大人の玩具店に興味があった私。

もちろんアダルトグッズではなく、
ミニカーや鉄道模型のたぐい。

カタログを見てもそそられないなあ、
と思って、突然、気がついた。

この茶釜は、玩具だ。
意味も使い道もない。

ただ、ミニチュアとして、愛でたのだ。
あの、気難しい顔をした、祖父が。

と同時に大変なことにも気付いた。
かなりの数の収集品があったはず。

興味のなかった遺族は、私の玩具に与え、
私は、意味もわからず散逸させてしまった。

なんてこった。

私は、はっきり決意した。

私の玩具は、価値のわかるものにしか、
決して相続させない。

そういえば、実物の茶器のたぐいは、
まだ、私に相続は、許されていない。
by hirorin330 | 2013-11-16 18:08 | 趣味