「バイキング」の功罪

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功罪は大げさか。
魅力と落とし穴、でいいか。

バイキングスタイルは、いつも人気だ。
好きなものが食べられ、お得感もある。

少し薀蓄をたれると、
「バイキング」は、帝国ホテルが最初。

ビュッフェスタイルにしても、
昔から、食べ放題は、魅力的。

子供たちがもりもり食べるのを見たくて、
何度か連れて行ったことがある。

結果は期待はずれ。
あまり食べないのだ。

何度行っても、ポテトを取ってくる長男。
伸びたパスタしか食べるもののない次男。

かろうじて長女は、目の前で切り分けられる、
ローストビーフを何度もおかわりしていた。

そう、お得に感じる料金も、
実は、元を取るのは難しい。

食べ盛りの子供だからもりもり食べる、
それは、幻想だった。

ウニやフォアグラが好きな子供も困るが、
まず、子供特有の好き嫌いがある。

食べなれたものしか食べない。
というのは、一種の自己防衛本能。

結果、初めての料理には手を出さず、
ポテトフライばかり食べる。

また、原価計算という概念がないので、
本当に好きなものしか食べない。

その点、知ってか知らずか、
長女のローストビーフのリピートは、GJ.

また、長じて、学生同士で行く、
「焼肉食べ放題」のたぐいも同様。

あれは、肉を食べに行く集まりではない、
と、子供たちも世の中が見えてきている。

いや、率直に言って、
食べ放題に過度の期待は禁物。

全品美味しい、というのは、あり得ない。
とはいえ、大人なりの楽しみ方もある。

有名ホテルなどの期間限定が狙い目。
利益率を抑えてでも顧客獲得に出る。

なんて、素人が好きに言っているが、
舞台裏は、そう簡単ではないだろう。

ただ、一言だけ言いたい。
ビュッフェにパスタはやめてほしい。

グラタンやラザニアならともかく、
伸びたパスタは、見るだけで萎える。

これがまた、美味いんだ、と、
前日の残りパスタを炒めて食べる私だが。
by hirorin330 | 2014-09-29 18:26 | 日常