おくすり手帳、画竜点睛を欠く。
(がりょうてんせいをかく)
むかし、昔の中国のこと。
名人が竜の絵を描いた。
最後に睛(ひとみ)を描くと、
竜は天に上ってしまった。
転じて、大事な仕上げのこと。
大切なところがかけていること。
略して画竜点睛とも。
で、おくすり手帳だ。
平成24年7月に病を得て、
同じ薬を飲んできた。
病を得る、といっても、
血圧と高脂血症。
その、デブ、なんとかしな、
というお薬。
ところが、だ。
一昨日、やらかしてしまった。
風邪を引いたのだ。
喉が痛くて主治医に見てもらった。
ら、薬が出た。
あっ、しまった。
おくすり手帳の最後の最後で、
違う薬のデータが貼られた。
なんだか、くやしいのだ。
咳をしつつ、悔しいのだ。
いや、反省。
健康に対する感謝を忘れまい。
それにしても、だ。
収集癖も病的な様相を呈しつつあるな。