UCHU wagashi FUKIYOSE / 京・寺町通丸太町

UCHU wagashi FUKIYOSE / 京・寺町通丸太町_a0022024_17412843.jpg


京都という街は不思議な古都で、
先鋭的な新しさも包み込む。

前の戦争が応仁の乱を意味するのに、
流行の先端を平気な顔で走っている。

私など、気後れして入れないような、
洒落た店が、そこかしこに普通にある。

それも、アパレルから飲食まで、
ジャンル、業種を問わない。

伝統の上に胡坐をかくだけでない、
この包容力も京都の魅力だろう。

UCHU wagashi FUKIYOSE / 京・寺町通丸太町_a0022024_17415230.jpg


たとえば、この和菓子。
可愛らしくて、なんともポップ。

京都在住の友人からいただいた。
京(みやこ)に友人知人を持つ幸福。

あ。
伯母も従兄も居たっけ。

基本、落雁と金平糖。
が、この意匠である。

国外にも菓子の木型はあるが、
これらは、欧米のそれとも違う。

タイトルも、当たり前のように
カタカナやアルファベットが使われる。

『りすとどんぐり』
『swimmy』(スィミー)
『bird』

UCHU wagashi FUKIYOSE / 京・寺町通丸太町_a0022024_17422072.jpg


そう、スィミーは、レオ・レオニの絵本。
京都で和菓子になった。

否。
wagashi だった。

京都、恐るべし。
by hirorin330 | 2014-12-26 17:43 | スイーツ