天麩羅『佶祥』
何ともおしゃれな空間。
靴を脱いで上がると、掘りごたつ風のカウンター。
奥の前栽には、小さな池がしつらえられている。
スペインでいうところのパティオだろうか。
間口の狭い上方の町屋の工夫である。
もとよりグルメブログではないのだが、
今回も詳細は、ご容赦いただきたい。
一見さんお断りの紹介制のお店なのだ。
今回も友人の厚意で席に着くことができた。
そもそも、天ぷらや串カツという料理は、
一品一品が、サプライズ。
目の前に揚げ立てが届いても、
その正体はほとんどわからない。
なので、画像もあまりない。
あしからず。
画像はこちら。
カウンターの前に座って、
最初に目の前に出てきたのは、これ。
白子豆腐のアラレ揚げ。
湯葉のあんかけにイクラがどっさり。
一口目は、富士山グラスでビールをいただいたが、
ワインリストを見て、シャンパーニュへ転向。
鰆の刺身を泡ポン酢でいただく。
酢加減、醤油加減が、ドンピシャ。
天ぷらは、基本的に塩でいただく。
古伊万里の紅入れに三種の塩が待っている。
炭塩、海塩、陸塩。
特にモンゴルの陸塩には驚いた。
塩だけで、固ゆで卵の風味がある。
つまり、硫黄を感じるのだ。
塩においても恐るべし、テロワール。
そして、「紅入れ」というストーリー性にときめく。
碗ものは、海老真薯。
ふわっふわ。
以下、珠玉の天ぷらが続く
〆の茶そば。
水菓子
堪能した。
再訪したい。
どうやら、私の名前で予約できるらしい。
食いしん坊、万歳。
ご馳走さまでした。
大変おいしくいただきました。