ボア x ストローク

当『雑感』には、「クルマ」というカテゴリーもあるが、
今回はエンジンの話ではなく、プリンの話。

普通、自動車用語で言うボア&ストロークとは、
エンジンのシリンダーの内径とピストンの行程距離をいう。

ボアのほうがストロークより大きいと(ショートストローク)
一般に高回転高馬力といわれ、

ストロークのほうがボアより大きいと(ロングストローク)
低回転高トルクといわれる。

いや、ちゃんとプリンの話だ。
正確にはプリンにおけるキャラメルシロップの面積と高さの話。

ソフトなプリンが好きで、キャラメル好きでもある私は、
プリンもショートストローク、つまり直径が大きく、
高さの高くないものが好ましい。

自重に耐えられないようなプルプル加減で、
苦味の利いた香ばしいキャラメルシロップが、たっぷり。・・・うっとり。

端的に言うと、バットにでも流し込んでつくったようなプリンが好物。
が、だ。今日食べたプリンは、その逆、ロングストローク型プリンだった。

おなじみ「いかりスーパー」のスイーツ、第8弾「まちむら農場の牛乳プリン」。
プリン本体の牛乳の風味を味わえ、ということだろう。

蓋を開けて、「底」から食べ始める。なるほど、濃い。
今様に甘さは抑えてあるが、牛乳の味とコクはしっかりとしている。

ようやく、「頂上」にたどり着いて、キャラメルとともに味わう。
美味い。やはり、私は、「ショートストローク」が好きだ。

実際、キャラメルの面積と高さの理想のバランスは、どれくらいの比率だろう。
まあ、いい。私は、ショートストロークにこだわろう。高出力ならぬ高カロリーだが。

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