ヴァンドヴィール NV / ジャニソン・バラドン

久々にラベ買いしたシャンパーニュの感想。
ハートのラベルに騙された。堂々たる風格の見事なシャンパーニュだ。

NV(ノンヴィンテージ)だが、複雑にしてバランスよく、しかもフレッシュ感さえある。
こういうシャンパーニュは、まずブレンドの妙、そして、樹齢がモノをいう。と思っている。

案の定、セパージュは、ピノ・ノワール55% シャルドネ30% ピノ・ムニエ15%
しかも、すべて樹齢40~45年のヴィエイユ・ヴィーニュ(古樹)だという。

シャンパーニュの場合、20年くらいから「古樹」とされるようだが、
1922年創業という若いメゾンにして、このこだわりは立派。

一般に古樹は、深く広く根を張るので、土地のミネラルをたっぷり吸収する。
一方で樹木の体力を考えると収穫量は、制限される。ようするにゼイタクなのだ。

これだからシャンパーニュはわからない。
だからこそシャンパーニュはやめられない。