ステップトロニク +/- (BMW)
最新の320。4枚ドア。
ハンドルが左から右に。
10分も走れば、これには慣れた。
が、だ。
ステップトロニクの+/-が逆になったのには参った。
各メーカーによって、色んな名前で呼ばれるが、
マニュアルでシフトを操作できるオートマチックをBMWはステップトロニクと呼ぶ。
たとえば市街地走行などで放っておくといつまでもトップギアに入らなかったりするが、
マメにシフトアップすると燃費向上にもなる。
また、高速合流時など加速がしたいときのシフトダウンにも有効だし、
丘陵地帯に住んでいるので、エンジンブレーキを使うのにも便利。
で、だ。
私は手前がシフトダウン、前方に押すとシフトアップで10年以上乗ってきた。
手前に「-」向こう側に「+」がある。
ところが、だ。
最新のは、これが逆になっているではないか。
ご覧の通り「+」と「-」が逆。
これは、単に逆になったという単純な問題ではない。
ことにシフトダウンしたいときには、うっかりすると安全に関わる大きな問題ではないか。
たとえば、高速道路の合流時に加速したいのにシフトアップして充分加速できなくなり、
最悪の場合、円滑な合流の機会を逸することにもなりかねない。
BMW Japan に問い合わせても本社でこのほうが合理的と判断したらしい、
という程度の答えしか得られず、いささか不満。
ネットで調べてみると、あるある。2001年ごろからの問題らしい。
立派な旧聞に属する話題か。自分で改造した人の報告サイトがごろごろ出てきた。
シフトの部分は、電気的なスイッチに過ぎないだろうから、
ウデに覚えのある人ならそれほど困難なことでもないだろう。
まあ、私は、そこまでできないし、甘んじて受け入れるが、どうも納得いかない。
あ。もっとももうしばらく新車乗り換えの予定もないのだが。
3シリーズ新旧揃い踏み。
モデルチェンジのサイクルが長いBMWだが、この新3シリーズには、乗らないだろうな。
あ、いや、+と-が逆になったからではなく、今の愛車を手放す気になれないから。
まあ、そんなゆとりがないのも事実だが。