Flute Enchantee  / Vin Mousseux NV

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ピノ・ノワール50%、ピノ・ムニエ30%、シャルドネ20%
フランス東部、フランシュ・コンテの小さな村、シャルセンヌの発泡白ワイン。

伝統的シャンパン製法で作られた、とかも大事だが、
クリュッグなどの名門シャンパンハウスも頼りにする苗木職人が作ったという。

いや、実は、名前買い、ラベル買い、しかも安かったし、で決めた。
が、無茶苦茶美味い。ちなみに「古(いにしえ)のフルート」くらいの意味かと思う。

で、調べると、その素性に驚いた次第。
美味いわけだ。

率直に言って、熟成感などはなく、フレッシュ感がかなりある。
ところが、その「新しさ」がとても上品で奥ゆかしい。

だから、高級シャンパンのノンヴィンテージとも「飲みわけ」が難しい。
果実味も豊かで、食事中には、こちらのほうが好感度が高いかも。

おすすめだ。



で、ここからは戯言。
どうぞお気になさらず。






拙ブログでは意図的に避けている話題がある。
スポーツもその一つ。

いや、すでに阪急ブレーブスファンは告白したが、
「今は無き(亡き)」ということで、まあいいか。

阪神間から離れて暮らす友人がもらす不満に多いのが、
食べ物とアメリカンフットボール情報。

たとえば、首都圏でも学生アメリカンフットボールの記事は少ないのだという。
確かになかなか触れる機会のないスポーツではあるが、少し不思議。

こちらでは、先週、学生アメフット西日本代表を決める試合の分析記事が、
一般紙(朝日・毎日)のスポーツ欄に2回も載った。

ガンバ大阪が優勝戦線崖っぷち、セレッソ大阪も京都サンガもJ2落ち崖っぷち、
というこの時期に写真入で2回も記事になったのだ。

で、その試合が、昨日、降りしきる冷たい雨の中、満員の観客を集め行われた。
そしてまた新たなドラマと伝説が生まれた。

今朝の朝日のスポーツ欄は、その関西学生アメフットの全勝対決最終戦が、
首の皮1枚優勝に望みをつないだガンバについで大きな記事だった。

鶴の一声で組織的集中的な強化が実を結んだアメフット新興校と、
半世紀にわたる孤高の存在が、揺らぎ始めた伝統の古豪。

全勝同志の対決といいながら、数字が示すデータは、
古豪にとって不利なものばかり。

ただ、アメリカンフットボールは、戦略・知略のスポーツ。
どう転がるか、あのボールのように不確定な世界。

案の定、直接対決の試合でも公式記録の数字では、圧倒されながら、
古豪が巧みに試合をコントロールし、勝利を掴んだ。

これだからアメリカンフットボールは面白い。
ひいきのチームが勝つとなおさら。祝杯もあげたくなる。

試合後、むしろ爽やかな笑顔が印象的な選手たちと対照的に、
自主留年して後輩たちを支えたという「5年生」コーチの涙が印象的だった。

さて、次は、関東代表との「甲子園ボウル」(12月17日)。
さらに社会人代表との日本一決定戦「ライスボウル」(2007年1月3日)。

高校ラグビー、高校サッカーとともに冬の楽しみだ。
なんだかんだで祝杯をあげる機会をつくるのだ。