塗っていた頃
巨匠や名人のひしめくブログの世界で、このネタは、自虐行為。
押入れを片付けていたら、FX時代のF22プラターの模型が出てきた。
無塗装で破損しているので、画像は残さなかったが。
と、旧西ドイツのレオパルドも出てきた。
タミヤの1/35で、これも、無塗装。
次に出てきたのは、ステゴサウルス。
これは、塗ってある。これもタミヤの1/35。
これが最後だろうか、と思ったら、タチコマや『紅の豚』のサヴォイがあった。
一応、塗ってある。
古代生物から、ミリタリー、SF、アニメ。
広いが浅いわれながら、無節操にもほどがある。
形に興味を持ってしまうとこうなる。
塗らなくても平気だったりするし。
で、今更のように思うと、いくぶんいいわけじみてもいるのだが、
知っている人が居ると困るではないか、ちゃんと塗らないと。
気楽に塗れるのは、結局、見てきた人が居ないモノ。
自分のイメージで塗っちゃう。これもありだろう、と。
ステゴザウルスなんて、動物園のサイの脚を見て塗った。
泥で汚すのも、なんとなく想像がつくし。
が、だ。
名人の作品を見ると、凍り付いてしまう。
あんた、見て来たんだ。
な、わけないけど、そんなリアリティーがある。
そんなのを見ちゃうと、SFだろうが、アニメだろうが、もう無理。
恥ずかしくて、塗れやしない。
私自身は、塗って、汚して、リアリティーまで追及したいと思う。
が、気持ちだけでは、塗ることは出来ない。
お気楽に楽しめなくなって、すこし寂しい気もするが、
「むかしは、ものをおもわざりき」である。(謎)