訣別のとき
春、3月は、そんな季節でもある。
思えば長い付き合いだった。
いつか来る日だとは思っていたが、唐突な感じもする。
畳となんたらは、新しいものが、どうのこうの。
フローリング育ちの私には、その意味は、よくわからなかった。
むしろ、あっさり訣別できそうな自分に驚いてさえいる。
そして、少し、うしろめたくも、ある。
笑うものは、泣く。
そう教えられてはきたが、いつしか疎ましい存在になっていたのも事実。
そう。
新しい出会いも突然だった。
いつもの、よく行くスーパー。
夕方の混雑の中。ほんの日常の延長だった。
視界に入るなり、ビビッときた。
次の瞬間、もう心は、決まっていた。
さようなら。
15年間、ありがとう。
君のおかげで、オトコの美学を貫けたよ。
本当にありがとう。
RICHEL の小銭入れ。
今でも気に入っているんだ。
まさか、私が、電子マネーに手を出すなんて。
小銭は、持ちたくないが、クレジットカードで足りると思っていた。
でも、Pitapa で電車に乗るようになって、
「小銭」的な電子マネーの便利さに気づいた。
Edy なら使える店がぐっと増える。
よく行くスーパーが、発行したので、早速ゲット。
あと、気になるのは、お財布ケータイ。
iD をどうしようか。
にしても、流通する現金は、減るのだろうか。
ちょっと、まわしてくれないかなあ。